広島カープ誕生物語(中沢啓治)

やわなべです。ズムスタ遠征以来、カープに情が移ってしまい、応援しようと思ったとたんに首位攻防戦で負けだした疫病神です。すんません。

カープファンでなくてもマツダスタジアムに行くべき理由

あの日見た、広島市民のカープの応援ぶりは文化だよなぁ、うん、文化文化、と思ってそのルーツを知るべく、「広島カープ誕生物語」を読んでみました。マンガですが。

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中沢啓治著作集 1 広島カープ誕生物語

  • 作者: 中沢 啓治
  • 出版社: DINO BOX

作者は「はだしのゲン」の中沢啓治氏。彼の著作集の第1巻なんで、かなり重厚な装丁になってるんですが、中身はさらっと読める内容です。

巻末に作者とカープレジェンド山本浩二との1991年の対談が載ってて、その中で「カーぷの物語を書く予定だ」、とおっしゃっておられるので、結構最近の作品ですね。

おそらくカープの歴史資料からポイントポイントのシーンを抜き出して絵にしたという内容で、一応、語り部的な主人公はいるんだが、あまりキャラは立ってない。ぶっちゃけ、漫画作品としてはどちらかというと単調で退屈かもしれません。

それでも、1950年のプロ野球 2リーグ制の際のカープ誕生前後のエピソードは壮絶です。

金もない、選手もいないのに、加盟に名乗りを上げて、案の定勝てないわ、遠征の交通費もない状態だわで、完全にリーグのお荷物扱い。

運営費捻出のために、石本監督が後援会を頼って、カネ集めの余興で、中心選手がのど自慢を披露して場を盛り上げるとか、もう涙ものですよ。

そのうち、有名な樽募金などの市民の草の根運動ででなんとかやりくりつけるんですが、他の球団だとまず生き残ってないでしょう。

巨人の黄金時代があったおかげで、カープの初優勝は1973年までおあずけだったんですが、よくそこまで耐えたよねぇ。

と思ったらヤクルトは前身の国鉄から数えて創立28年目の1978年が初優勝でしたか。恐れ入りました。