高還元率クレジットカードの仕組みを素人が考えてみた

最弱カードユーザー(いわゆるルーザー)のやわなべです。

日頃、あまり意識してなかったLIFEカードの優待情報をまとめているうち、やっぱり比較対象としての高還元率カードのお得さが目につきました。ひとつくらい高還元率のカードを作ろうかな、なんて気にもなってきつつあります。

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それと同時に「なんでこんなに還元できるんだろう?」、あるいは、「なんで他のカードは追随しないんだろう?」という疑問も感じるんですよねぇ。

というわけで、クレジットカードのポイント優遇の仕組みを考えてみることにしました。

ちなみに私は、金融の知識も物販の知識もないズブの素人ですので、個人の感想ということで、鵜呑みにしないでくださいね。むしろ間違いなどあればご教示いただければ幸いです。

プロパーカードの還元の仕組み

クレジットカードの種類は国内で発行してるものだけでも100種類以上あると思いますが、たいていはVISAかMasterかJCBの提携カードです。

一方、提携なしでカード会社が直接発行するカードもありますよね。
JCBカードや、三井住友VISAカードがこれにあたります。提携カードに対して、プロパーカードと呼ばれるようです。

そのプロパーカードの決済の仕組みはこんな感じでしょうか。

お店は、JCBなりVISAなりの加盟店になることで、顧客にカード払いの利便性を提供できる。その代わり、決済した代金から手数料をカード会社に支払わなければならない仕組み。

この手数料率は業種によってかなり違うみたいですが、一般の物販店だと4〜5%というのが相場のようです。

「このカードのポイント還元率すげー」とか言ってるそのポイントの原資は、加盟店が支払った手数料なんですよね。

そのプロパーカードの還元率がどれくらいか見てみましょう。

JCBカード

プロパーのJCBカードを使うと1000円の利用ごとに1ポイント、OkiDokiポイントというのがつきます。これがどのくらいの価値かというと….

  • Amazonで 1p=3.5円として使える
  • nanacoポイントに 1p=5pとして交換
  • Tポイントに1p=4〜5pとして交換
  • 1p=JMBマイル 3マイルに交換
  • 1p=ANAマイル 3マイルに交換

まあ、MAX 5円相当と考えていいんじゃないでしょうか。その場合、還元率は 0.5%

三井住友VISAカード

一方、プロパーの三井住友VISAカードを使うと、同じく1000円の利用ごとに1ポイント、ワールドプレゼントポイントというのがつきます。同様に 1ポイントの交換価値をみると、

  • nanacoポイント 1p=3pに交換(ただし現在キャンペーン中で5p)
  • Tポイント 1p=4.5pに交換
  • Edy 1p=3円分に交換
  • WAON 1p=3pに交換
  • Suica 1p=3p に交換
  • 1p=ANAマイル 3マイルに交換

JCBと若干違いはありますが、ほぼOkiDokiポイントと同等と考えていいんじゃないでしょうか。というわけで還元率はこちらも0.5%

加盟店の売上から 5%とかで徴収した手数料を、利用者に0.5%還元
し、それ以外は自社の利益となるわけですから、運営・管理コストを入れても、まあ「おいしい商売」といっていいんじゃないでしょうか。

もちろん支払いバッファで資金がないと回りませんし、回収できないリスクもありますが。

提携カードの仕組み

一方、カード発行会社が決済ブランドとは違う提携カードはどうでしょうか。

ポイントをAmazonの支払いに使うことで1.8%という高還元率となる、リーダーズカードを例にしてみましょう。

リーダーズカードの発行元はジャックスカードです。

ジャックス自身、決済機能を持っているのですが、VISAやJCBと提携することで、それらの加盟店でも使えるようになっています。仕組みとしてはこんな感じでしょうか。

利用者がJCB加盟店で、リーダーズカード(JCB)で支払う。
加盟店はJCBとの間で決済を行って、その情報がジャックスにも通知される。
利用者への請求や回収をジャックスカードが行う代わりに、ジャックスからJCBに、決済代金からマージンを引いた額を支払う形、かと。

ジャックスカードとしては、JCB/VISAの加盟店網を、自社カードの決済場所として利用でき、かつマージン収入が得られます。

JCB/VISAとしても、消費者にポイントを還元する代わりに、提携会社にマージンを支払うことで、消費者への請求コストや回収リスクを削減できます。

双方にメリットがあるのですが、加盟店から得た手数料の分け前は減ります。

加盟店の手数料率を考えれば、提携会社が得られるマージンは、多くても決済代金の2%とかじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう。

そこから条件付きではあれ、1.8%を利用者に還元するのは、かなりかつかつなんじゃないでしょうか。年会費も年50万以上の利用で無料ですし。

ジャックスとしては、同じく高還元率のカードブランドである、漢方スタイルクラブカードやレックスカードと並列展開することで、とにかく利用を増やす「薄利多売商法」を目指しているのかな、と考えます。

続きは次回!

以下、そのまた提携である、漢方スタイルクラブカードや、レックスカード、またもうひとつの高還元率カードである リクルートカードについて書こうと思ったのですが、かなり長くなったので、エントリーを分けたいと思います。