正倉院展の攻略ポイントを紹介します

やわなべです。

週末、奈良国立博物館で行われている正倉院展に行ってきました。毎年この時期行われるので近隣の方の中には毎年の恒例行事の通うリピーターも多いことでしょう。私も何度か行ったことがあるのですが、混雑もかなりするのでノウハウをまとめておきたいと思います。

会期が短いので注意

と書こうとしたのですが、あらためて今年の会期を見ると 10月24日(金)~11月12日(水)の3週間とそんなに短くないですね。昔は土日2回分くらいしか無いイメージだったんですが、勘違いだったんでしょうかね。

とはいえ、土日しか休めないという方はきちんとスケジュールをチェックしましょう。

割引チケットは東向商店街で手に入る

チケット代金は当日券が大人1枚1100円ですが、近鉄奈良駅から南へ伸びる東向商店街の中のチケットショップなどで前売り価格で簡単に手に入ります。この日は980円でゲット。

せいぜい100円引きですが、混雑する時間帯は会場のチケット売り場も混むことが予想されるので、ごはんを食べるついでにでもGETしておきましょう。

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金土日祝の5時以降をねらえ

正倉院展は毎回人気で、恒常的に混雑が予想されます。来客の年齢層も高めなので、朝一番に乗り込んでという方々も多いです。混雑の時間帯を避けるなら、そうしたシニア層が帰途につかれる頃が狙い目です。

特に、金土日祝は通常午後5時までの公開時間が夜7時までに延長されるので、5時頃に奈良入りしても全然間にあいます。なんなら夕食を軽くとってから繰り出してもいいくらい。

もし、その時間帯までに時間の余裕があるようなら、他のスポットを先にチェックした方がいいでしょう。おすすめは同じ時期に中の運慶作の仏像が公開される、興福寺北円堂の特別開扉。この特別開扉も早目の時間に行くと結構な行列ができてたりしますが、休日でも15時をすぎれば列もほぼなくなります。

事前に目玉のお宝をチェックしておこう

事前に奈良国立博物館のサイトなどで、絶対に見るべき目玉をチェックしておきましょう。今年の場合だと、チケットデザインにもあしらわれているこの2点が目玉でした。

・鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)
・桑木阮咸(くわきのげんかん)

見逃すと、次は何年後に公開されるかわかりませんので「せっかく行ったのに見逃した」なんてことがないようにしましょう。毎年行ってる人に聞くと、5・6年くらいで「ああ、これ前にも見た」ってのが出てくるらしいです。

壁際にないケースを先に見てしまおう

会場は博物館の2階部分。エリア自体はそんなに広くはありません。で、宝物やは、この会場の壁際をぐるっと囲む展示ケースと、中央に置かれる展示ケースとに展示されます。

これは、他の美術館の特別展でも見られる光景なのですが、壁際のケースの最前列は、どうしてもケース右から左に進んで見ようとする行列が自然にできてしまい、ちゃんと見ようとしても並ばざるをえない状況になります。(スタッフの人も並ばないようにアナウンスされているのですが…)

逆に会場中央に陳列されているものは、人気の展示物でも比較的人の回転が早いので、まずそちらの宝物をざっとチェックしましょう。その際、壁際に展示されたもののうち、どうしても見たいものの位置をチェックしておき、列ができているようであればおとなしく並びましょう。ここまできて他人の鑑賞マナーを批判しても得るものは何もありません。

意外と英語の表記が役に立つことがある

音声ガイドを利用するのが一番いいのですが、ない場合でも「これ、何に使うもの?」とか「この部分は素材は何だろう?」と思う展示品がきっと出てきます。もちろん展示物にはそれぞれ丁寧な説明がなされているのですが、そこに出てくる用語すらよくわからない場合、意外と英語のガイダンスを読むと、ざっくり訳されてることも多いです。(きちんと説明しようとすると長い文章になるんでしょうが)

市井の野良ガイドも参考程度に

リピーターの多い正倉院展には、かなり詳しい観客も多いです。そうした方が同行者に説明してるのに耳を傾けるのも楽しいですね。信ぴょう性は定かではありませんが。

私が行った日も「鳥毛立女屏風」の前で「この女性の髪や服にはかつては鳥の毛があしらわれていましたが今は残っていません」「屏風は全部で6扇ありますが、うち2扇は東京国立博物館の特別展に展示中です」と誰に聞かれるでもなくアナウンスしているおじさんがいました。後で見たらパンフレットに全部書いてありましたが。

特に詳しくなくても数人で来てる関西人が、思い思いのの感想を述べるのを聞くのも楽しいですね。こうした事物は調査などでわかっていること以外は想像力で補うしかないので、他人の想像力を拝借するのもおすすめの鑑賞方法です。

奈良の夜は早い

神社のライティングなども細かいところまでされている京都と比べると、奈良の夜は暗いです。午後6時を過ぎると、車道と商店街以外は、歩くのに不安を感じるほど。

特に、会場の国立博物館からJR奈良駅方面に帰ろうとすると、少し南にある春日大社の参道を一の鳥居の方に西に歩いて三条通に出るのが早いのですが、参道はかなり暗く、一人歩きをためらうほどでした。

猿沢池への道の途中に見える興福寺五重塔

おまけ、連休最終日の鹿は鹿せんべいを食べない

奈良といえば、鹿に鹿せんべいをあげるのがお約束ですが、文化の日の連休最終日の午後ともなると鹿の数もめっきり少ないです。残ってる鹿も連休中ずっと観光客から鹿せんべいを食べさせられて、もはやせんべいを見せても鼻で拒否されます。それで泣いてる子供も見ました。鹿せんべいの購入はニーズを確認してからにしましょう。

以上、何かの参考になれば幸いです。個人的には東大寺の大仏開眼会という1200年以上前の国家イベントの楽舞に使われた衣装の肌着が展示されてるのに驚きました。きれいなコスチュームならまだしも下着ですよ。よくそんなものとっといたな、と。