球界は、前阪神新井貴浩さんの能力を正当に評価すべき

やわなべです。

見ての通りのイケメン、辛いさんです。契約最終年ということはわかってはいましたが、1ヶ月前にはここまでの急展開は考えてなかったですよねぇ。

新井 阪神退団決断!制限超え1億3000万円減俸提示され… ― スポニチ Sponichi Annex 野球

球団から示された来季の契約条件は、今季年俸2億円から65%減の7000万円。野球協約で定められた減額制限を大きく超えるものだった。この条件に同意しないことを決め、4日に球団へ自由契約の意思を伝える。

この速報が球界を走るや、真っ先に出てきたニュースがこれ。

オリックス、新井貴浩の獲得を見送る – プロ野球ニュース : nikkansports.com

オリックスが、阪神退団を申し入れて自由契約となった新井貴浩内野手(37)の獲得に乗り出さない方針を固めた。

いや、獲得に名乗りを上げたあとならまだしも、してないんだったら、そんなんわざわざ言わんでいいやろ。

FA宣言した他の選手にはされないこんな報道が、真っ先にされるところが、新井さんのキャラのなせる業といっていいでしょう。

そして昨日になって、古巣広島からの情報が出てきています。

広島も新井獲得見送りwwwwwwwwww 非常識@なんJ

広島・新井貴浩 ほぼ決定: なんじぇいスタジアム@なんJまとめ

どっちやねん笑!

カープとしては、退団時のカープへの愛着発言を「去る人間がいう言葉ではない」とクールに否定した緒方監督の初采配となる来季、無用なチーム内のいざこざのネタを抱え込むのは、避けたいところでしょう。

てか、誰も彼を戦力として考えてないところがすごいですよね。これでは本人の「阪神では出場機会がないから」という発言の価値がだだ下がりになってしまうじゃないですか。まるで他チームの評価を聞きたいとFA宣言しながら、まったく声が聞こえてこなかったという、ひy…いえ、なんでもありません。

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新井さんの評価ポイントは長打力などではない

阪神ファンが愛してやまないのは、彼の能力も多少はありますが(そしてその成分比率も年々薄れていますが)、なんといっても彼の最大の魅力は、持って生まれたネタ属性なんですよ。

例の辛い会見といい、今回のプレー機会を求めての決意といい、本人としてはクソ真面目に考えに考えた末の行動が、周りから見ると滑稽そのものという、関西人には、これ以上ない、うってつけのツッコまれ属性です。

関西では、いじめというわけでなく、集団の中に誰かこういうツッコまれ役、というのが必要なんです。そうでなくとも西岡が加わったことで、チーム内のボケツッコミのバランスが崩れがちなところに新井退団の穴は大きい。あ、ちなみに今シーズン前半までの福留に対するファンの罵声、あれはツッコミではありません。そこに愛などありませんので念のため。

能力的に言えば、ゴメス神に何かあった際のファーストが守れる、右の代打というポジションは、彼の弟含め誰か代わりはできるでしょうが、この天性の突っ込まれキャラの穴は誰もカバーできない。もしかしたら鳥谷が抜けた際の穴以上に埋めるのが難しいポジションかもしれません。てか、そんなポジション目指してやってる人いないし。

そして、いくらショービジネスとはいえ、そんなポジションに貴重な選手枠をひとつ用意しようという球団も少ないです。が、そのポジションを一番評価するべき球団こそ阪神タイガースなんですよ。

現時点での選択肢は、

A) 辛い会見で涙を流して去った広島へのよもやの里帰り
B) 機会を求めて退団→入団の機会さえ与えられませんでしたで阪神復帰

という、どちらに転んでも、ネタにしかならないという超展開。こんなことが自然にできるなんて、イチローのバットコントロールのような天性の能力を感じます。ゴメスとはまた違った意味での、神がかり的能力といっていいと思います。まさに球界の至宝ではないでしょうか。

というわけで広島さん、緒方さん、そんな彼をどうぞよろしくお願いいたします。