大阪城の重要文化財の櫓(やぐら)の特別公開を見てきた

2日連続、タイムセールのメルマガみたいなタイトルつけてみましたが他意はありません、やわなべです。

大坂の陣から400年を迎える大阪では、ことしから来年にかけて、「大坂の陣400年天下一祭」っというイベントを開催してます。

今の大河ドラマでも大活躍中のナニワのロマン、太閤秀吉公が築いた城が落城した400周年をイベント化するところに、微妙な気持ちを感じないでもないのですが、期間中は、大阪城公園内のいたるところで、各種イベントが開催されてます。

で、個人的に興味をそそられたのがこれ。

大坂の陣400年天下一祭 | 櫓特別公開

通常は立ち入ることができない重要文化財である櫓の内部を、特別公開いたします。櫓の役割や機能・構造について解説パネルで展示します。

現存する大阪城はエレベータ完備の鉄筋コンクリート製の天守閣は論外としても、秀吉が築いた当時の遺構はほとんど残っていません。大坂の陣のあと、徳川秀忠によって再建されたものといっていいでしょう。

その頃を偲ぶことのできる建造物としては、天下普請による石垣と櫓がメインとなります。今回、うち3つの建物が中に入れる形で公開されるとのことで、早速行ってきました。

西の丸庭園前の販売所で入手したチケット。大人1名、400円。
まずは、大手口の横にある千貫櫓(せんがんやぐら)と多門櫓(たもんやぐら)から。

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千貫櫓 & 多門櫓

これは、大手口にかかる大手橋の手前からとった写真ですが、左に見えるのが千貫櫓。大手橋から入ったところをます形に囲む大手口の門の上にかかってるのが、多聞櫓です。

右手の多門櫓から入って、大手口ます形の門の上を通って、千貫櫓まで進むことができます。

多門櫓の入り口ここからぐるっと大手口の上を回ります。

中はこんな感じ。(写真はWB調整してますが、実際はもっと暗い)。
ちょうど櫓の改修工事中のようで、隙間から見える景色はさほど綺麗ではありません。

回廊を突き当たりまで行くと左に曲がって、遺構物の展示がしてあるスペースがありました。ここがちょうど大手口の門の真上にあたるところですね。

ここから出ると、こんどは正面に千貫櫓が見えてきます。

これはそのあいだの鉄砲狭間から撮った写真。ちょうど最初の写真の逆から撮った感じですね。

千貫櫓の入り口。ちなみに同じ位置にあった石山本願寺の櫓が難攻不落で、信長の本願寺攻めの際、その櫓を落としたら千貫の報奨金を与えたことが名前の由来なんだとか。

千貫櫓の中。堀に沿って、窓のついた回廊部分と広間的なスペースからなってます。天井が高くて快適です。ここに住めと言われたら余裕で住めますね。

2階へ続く階段もありましたが、そこには入れず。

一番櫓

続いて南側の堀に沿って建てられた櫓のうち、一番東にある「一番櫓(いちばんやぐら)」。東から順に一番、二番と名付けられた櫓で7つあったそうですが、現在残ってるのは2つだけです。

櫓入口前から西、森ノ宮方面を見た写真です。

こちらも天井が高いです。2階建て構造なのは千貫櫓と同様。

東向きの狭間から見える景色です。

金蔵

最後は、天守閣のすぐそばにある金蔵(きんぞう)。幕府の現金保管庫ですね。幕府の保管庫は江戸城と大坂城の2つがメインだったそうですが、残ってるのは、ここ大坂城のみ。

中はそれほど広くはありませんでしたが、奥の部屋は展示用に床板を一部外してありました。写真はボケてますが、トンネルを掘って侵入しようとする泥棒が入れないように蔵の下が石張りになっていることがわかります。窓には鉄格子もはめてあったんですが、江戸期からのものだったんですね。

ここに収められていた幕府のお金は、元禄時代の残高で21万両。現在の貨幣価値にして約500億円の資産が保管されていたそうな。

幕末、鳥羽伏見の戦いのあと、大坂城に逃げ帰った徳川慶喜が、ここからさらに単身江戸に逃げる際、幕臣だった榎本武揚が抜け目なくここからごっそり軍用金として持ちだしたんですが、それを積んだ軍艦は後に沈没。ここにあった金銀は、現在も海の底に沈んでいると言われているそうですよ。

ピンバッチもろた

来場者にはプレゼントとしてピンバッチを配布しているそうで、上の金蔵のすぐそば、イベント会場のひとつとして使われている、このいかめしい建物の中で配布されてました。

「大阪市博物館」と書いてありますが、もともとは旧帝国陸軍第4師団の総司令部があった建物ですね。博物館も別のところに移転したので、中に入れるだけでも貴重かもしれません。

もらったのはこちら。大坂の陣に参加した主だった武将の兜がデザインされていて、私がもらったのは、築城に携わった藤堂高虎公のものでした。

というわけで、地元の方でもあまり見たことがないであろう櫓の公開。この機会をお見逃しなく!