2014年に読んでよかった本12冊

やわなべです。

年末に日数があると持て余すもんで、年内限定のhontoの電子書籍50%オフクーポンをつかって電子書籍買いまくりました。

まだトラブル中のkindleへのあてつけってわけじゃないですし、サポートの方からは丁寧に応対していただいてるんですが、いかんせんkindle書籍が買えない、読めない状態は辛いです。

スポンサーリンク

さて、先日、今年買ったものを紹介していっぱしのブロガー並みにブログ納め感を醸しては見たものの、まだ日数があって持て余してるので、こんどは今年読んで良かった本を紹介したいと思います。以下、順不同で、疲れるまで紹介します。

イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る

ガイジンによる「ここがヘンだよ日本人」本の一種といえばそれまでなんですが、教養があって裕福な(元ゴールドマン・サックスのアナリスト)外人によるものなので、トーンが明快かつ謙虚です。その主張も単純で、日本の重要なシーンでなぜか出てくる精神論や感情論の代わりに、ちゃんと数字見て議論しようよというお話です。

データの見えざる手

これは先日のエントリーで紹介しました。

(参考:「年末年始にこれをやろう」という目標はたてるだけムダだと「データの見えざる手」を読んで考えた

これも「意志」とか「やる気」「幸せ」といった概念を、数値で解析できるのでは、という野心的な試みです。ウェアラブルとかビッグデータといったトレンドワードと関係なく知的刺激を味わえる本です。

賭けの考え方

「賭けの考え方 カジノブックシリーズ」販売ページヘ

賭けの考え方 カジノブックシリーズ

  • 作者: イアン・テイラー
  • 出版社: パンローリング株式会社

投資書籍でお馴染みパン・ローリングはカジノ関連の著作もあるんですね。「いかにポーカーに勝つか」という本なんですが、勝負の特質を理解し、感情や運にブレず、長期的に負けない戦い方を考察する、という点で、勝負事以外に経営にも通じるんじゃないかと。ポーカー用語がわからないところは適当に麻雀や競馬といったワードに置き換えて想像するとよいです。

独立国家の作り方

「独立国家のつくりかた (講談社現代新書)」販売ページヘ

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

  • 作者: 坂口 恭平
  • 出版社: 講談社

最近良く見かける「仕事なにやってるかよくわかんない人」(褒め言葉ですw)の代表みたいな方ですね。パラダイムを変えるその思考は、一歩間違えばただのビッグマウスになるんですが、この方の場合、行動による実証がともなってるので説得力があります。

ぼくのニセモノをつくるには

「ぼくのニセモノをつくるには」販売ページヘ

ぼくのニセモノをつくるには

  • 作者: ヨシタケ シンスケ
  • 出版社: ブロンズ新社

絵本ですが、視点を変える、という点ではこちらもおすすめ。自分とは何者かという哲学の原点を、こんなに楽しく、それでいて深く、簡潔に物語化するとは、と感心しましたよ。

これが物理学だ!

「これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義」販売ページヘ

これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義

  • 作者: ウォルター・ルーウィン
  • 出版社: 文藝春秋

「NHK MIT白熱教室」の特別講義を見て感銘を受け、本書も一気に読みました。数式を使わず、世の中の物理現象のなぜ?、をパフォーマンスを交えて紹介するワザはプレゼンの見本にもなります。

関数のはなし

「関数のはなし〈上〉」販売ページヘ

関数のはなし〈上〉

  • 作者: 大村 平
  • 出版社: 日科技連出版社

「関数のはなし〈下〉」販売ページヘ

関数のはなし〈下〉

  • 作者: 大村 平
  • 出版社: 日科技連出版社

ルーウィン教授に感化されて物理を勉強し直そうとしたら、やっぱり数学やり直さないといけなくて、いい本がないかと探してたどり着きました。パフォーマンスはないですが数学版のルーウィン教授といった感じで、この分野のロングセラーなのもうなずけます。1次関数から、高次関数、指数関数、三角関数と章ごとに復習していくと、それぞれが何を求めるためのものなのかということにようやく気付かされます。

微分積分を知らずに経営を語るな

「微分・積分を知らずに経営を語るな (PHP新書)」販売ページヘ

微分・積分を知らずに経営を語るな (PHP新書)

  • 作者: 内山力
  • 出版社: PHP研究所

なんだか同じ方向性の本ばかり読んでる気がww。別に経営書が読みたかったわけではなく、リアルなビジネス世界の事象をどう数学をつかって料理するか、という興味本位だったんですが、思ったより良著でした。「微積で経営を捉えよう」というよりは、「経営を通じて微積を復習しよう」といった読み方の方がいいかも。

30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由

これも以前のエントリーで紹介しました。

(参考)「30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由」を読みました

一言で言うなら「起業家というはどういう人種か」という本ですね。就職か起業かの2択の選択がいかに現実的なものでないことがわかります。起業家って才能なんですよ。

人類が知っていることすべての短い歴史

「人類が知っていることすべての短い歴史(上) (新潮文庫)」販売ページヘ

人類が知っていることすべての短い歴史(上) (新潮文庫)

  • 作者: ビル ブライソン
  • 出版社: 新潮社

「人類が知っていることすべての短い歴史(下) (新潮文庫)」販売ページヘ

人類が知っていることすべての短い歴史(下) (新潮文庫)

  • 作者: ビル ブライソン
  • 出版社: 新潮社

結局、物理の勉強は断念して、現実逃避の読み物として読んでたのがこちら。これも新しい本ではないんですが、今年になって文庫版が出たので。壮大な宇宙史を歴史小説感覚で楽しめる良書です。年末年始ヒマで、何か読み通せる知的書物を、と言われたら迷わずこれをおすすめします。

物語ベルギーの歴史

「物語 ベルギーの歴史 - ヨーロッパの十字路 (中公新書)」販売ページヘ

物語 ベルギーの歴史 - ヨーロッパの十字路 (中公新書)

  • 作者: 松尾 秀哉
  • 出版社: 中央公論新社

歴史つながりでこちら。国内に2つの言語の異なる勢力が存在するという、どう考えても国としてひとつの合意形成が難しい中で民主主義を貫こうとしたらどうなるか、というケースモデルです。超党的にこれを制御するという難役を担当する可哀想な王室の苦悩とあわせ、民主主義の限界に暗澹とした気持ちにさせられる本です。

バチカン近現代史

「バチカン近現代史 (中公新書)」販売ページヘ

バチカン近現代史 (中公新書)

  • 作者: 松本 佐保
  • 出版社: 中央公論新社

もひとつ中公新書の歴史もの。宗教的権威という目線で見ると、近代以降の世界史はどう見えるのかという視点が新鮮でした。別にキリスト教や教会史に興味のない人でも、ウラ世界史的な読み物としておすすめです。

というわけで疲れてきたのでこの辺で。ごきげんよう。