雑誌読み放題のdマガジンを試したが最高だ。終了しないでくれ!

やわなべです。

定額制の音楽聴き放題サービスMusic Unlimitedに歓喜、か・ら・の、サービス終了(しかも後継サービスなし!)のアナウンスでくらった悲しみがまだ癒えないわけですが、性懲りもなくあらたな定額制サービスを試してみました。

ドコモがやってる雑誌(電子書籍版)の読み放題サービスdマガジン」です。

(公式)dマガジン | 多彩なジャンルの人気記事がいつでもどこでも読み放題!

雑誌読み放題? そんなん昔からなかったけ?

はい、雑誌の配信プラットフォームってのは昔からいろいろあったわけで、一番の対抗サービスはソフトバンクがやってる「ビューン」でしょう。サービス価格もdマガジンと同じ月額400円です。(まあこれはあとからdマガジン側が同じ価格でぶつけてきたんでしょうが)


電子書籍なら雑誌・コミックが読み放題のビューン

ビューンはサービス開始早々にアプリをダウンロードしたものの、よく読む雑誌がラインナップになかったり、あるけど記事が一部配信だったりで結局、課金してまで使うまでには至りませんでした。今やソフトバンクもそんなに力入れてないんじゃないでしょうかね。

読める雑誌数はdマガジンがビューンをはるかに上回る!

2015年2月時点での配信雑誌数を比較すると、ビューンが約70誌なのに対して、

dマガジン:121誌!!!

一覧はこちらから見れます。

参加雑誌一覧

まあ、今やたいていの人にとって、毎月必ず目を通す雑誌なんて、あってもひとつかふたつでしょうから、それがラインナップに入ってるかどうかがサービス選択の最重要項目であることは確かです。

が、思ってたよりも配信雑誌数の差は大きく、実際アプリのトップ画面から最新の雑誌一覧を見ても、コンビニの店舗にある雑誌棚見てるのと対して変わらないほどのの品揃えです。(あ、コミック誌はないです)

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ドコモユーザーでなくても使えるの? 手続きは?

なんだこれ、すげぇじゃん。でもドコモユーザーじゃないしなぁ、という方、大丈夫です。ドコモユーザでなくても使えます。以下私のやった手順です。

1. docomo IDの取得

サービスにはドコモのユーザーが持っているdocomoIDってのが必要なんですが、webから申しこめば、ドコモと契約していないユーザーでもすぐに取得できます。

docomo ID – docomo ID発行 – docomo ID発行

SMSの認証とかもなく、パソコン用のメアドがあれば登録できます。facebookのアカウントでも登録できるみたいですが私はやってません。

2. My Docomoに登録

docomo IDを取得したら今度はMy Docomoというポータルサービスへに登録します。

My docomo | NTTドコモ

ここも支障なくできるのですが、面白かったのが、保有している携帯端末を入力する箇所があるんですよ。基本、ドコモ契約者向けのサービスなんで、ドコモの端末の選択肢から選ぶ形なんですが、当然ながら選択がないわけです。しかもこれが入力必須。

あとから機種チェックが入るわけではないので、適当に選択してもいいんですが、たぶん「dマガジン」を一番使うのはwifi版のiPadMiniだろうと、iPadMiniを選択したら、なぜかエラーになりました。メッセージを見ると、、、、

どうでもええやろ!!

あれですか、ドコモさんは、ユーザーの利用端末の配色を元に、サービス企画やマーケティングをされてるんでしょうか。機器の色よりもオーラの色とかで企画した方がいいかもしれませんよ。

3. dマガジンの登録

My Docomoに登録すると、マイページから、dマガジンの登録ができます。
31日間の無料期間がありますが、申し込みの段階で決済用のクレジットカードの情報が必要となります。無料期間内に解約しなければ自動的に課金開始というシステムで、これは他の定額制サービスと同じですね。

4. アプリのダウンロード

アプリは普通にGooglePlayからダウンロードします。(とりあえずXperiaで)

dマガジン 1.1.1
カテゴリ: ニュース&雑誌
Google Playで詳細を見る

iPhone/iPadはこちら

dマガジン App
カテゴリ: ブック
価格: 無料

アプリを起動してdocomoIDでログインすれば、TOP画面が表示されます。なお、ここまで書いたID登録の手順はアプリからでもできますので、パソコンがなければ、アプリをダウンロードしてそこから登録すればOKです。

dマガジンの使い勝手は??

さて、実際のサービスを見てみましょう。この手のサービスで、評価するのは下の3点。

・自分のお気に入り雑誌が電子向けに記事のカットなく配信されているか

・ビューワのUIの使い勝手

・雑誌データのダウンロードのスピード

結果から言うと、すべての点で満足できるものでした。個人的には、無料期間が3日でも有料で継続したいです。

1. 自分のお気に入り雑誌が電子向けに記事のカットなく配信されているか

私の場合、ここ最近で、紙/電子を問わず買った雑誌って実は少なくて、NewsWeekの日本版、クーリエ・ジャポン、Pen、Monoマガジンくらい。

で、この中で「Monoマガジン」以外はラインナップにあって、他の3誌も、配信記事もほぼ全部を配信しているように思われました。

週刊のNewsWeekが、kindleストアで単品で1冊買うと370円ですから、それだけでもう毎月1000円以上の節約になります。私の場合、これだけでもうサービスの継続利用は決定しました。

2. ビューワのUIは使いやすいか

これは個人差があるでしょうが、今までみた雑誌配信、いや電子書籍のプラットフォーム全部入れても一番使いやすいと感じました

まず、サービストップ画面。上下にスワイプすることで、適度に棚がズームされ、そのなかで左右にスワイプして選ぶというUIが体感的に全く違和感がなく、とても心地よいです。棚割りも選びやすくて「男性誌」「女性誌」「趣味」といったジャンルと、「新着」が縦に並んでいてわかりやすい。後発だけに、かなり洗練されていると感じました。

雑誌を見る画面もごちゃごちゃしてなくて、必要なときに目次が呼び出せるようになっていてストレスがありません。この手のサービスって、権利者の調整に手を取られて、アプリの使い勝手の部分へのこだわりが低い残念なケースが多いのですが、かなりの満足です。

お気に入りの記事は最大100記事までクリッピングしておけるようです。(私はあまり使いませんが)また、バックナンバーが見れる雑誌はほとんどないようです。(公式のQAによると雑誌によって見れるものもあるようです)個人的にはバックナンバーを保存しておきたい位の号なら、さすがに単品で買うので、これもOKです。

雑誌から選ぶ以外に「いい!」と思ったのが、「記事から選ぶ」というもの。複数の雑誌から共通するキーワードで記事単位にセレクトするものです。イメージとしてはニュースアプリの新着一覧みたいなもんなんですが、プロのライターのよる、ちゃんとお金をかけて書かれた記事ばかりなので、「お、読んでみようかな」というものが多いです。旬の話題で雑誌を縦横にピックアップしてくれる「おすすめ」もなかなか。

例えばこれは、来月スタートする北陸新幹線をキーワードにした北陸方面の特集記事を集めたもの。おそらくプロの編集者が、メタ的にキュレーションしているんでしょうね。ニュースアプリ(GunosyとかSmartNews)の新着一覧より見ててぜんぜん楽しいです

サービス運営側としては、ここからそれまで読まなかった雑誌の記事を読んでくれるユーザーが増えれば一番望まし形なんじゃないかと思います。

3. ダウンロードのスピード

自宅Wifiで利用する限りは全くストレスがありませんでした。写真がメインの記事でも画質もきれいです。ただ時間帯にもよるのか、アプリ起動から最初に雑誌一覧が出るまでの時間が遅い、と感じることはありました(特にiPad)

いくつか気になった点

と、個人的には、ほとんど理想のサービスなんですが、細かい点をあげるとすれば3点

1. 雑誌によって読めるページが少なかったり、肖像が削られている場合がある

これは出版社のポリシーでしょうから、どうしようもないですね。
たとえば「Gainer」、配信はしているものの読めるのは一部で、たとえば表紙にも大きく出てるメイン記事を目次からたどると、

この画面が、出て一見読めそうなんですが、スワイプすると20ページほど進んでしまって全く読めず。メインの特集のさわりすら読めないんじゃ配信する意味ないんじゃないかと思うんですけどね。いろいろ大人の事情があるんでしょう。

一方、こちらの女性誌は、おそらく肖像権の問題で、雑誌の顔である表紙の肖像がグレーアウトしているシュールな構図になっています。出版側としては苦肉の策なんでしょう。

使う側としては自分のお気に入り雑誌の配信状況を確認した上で利用したいですね

2. やっぱスマホではキツイ

これはdマガジンの問題ではなく、そもそも論として過去にズルトラのレビューにも書いたように「スマホで雑誌の電子版を快適に読むのは絶望的」というどうしようもない事実です。

【Xperia Z Ultra日記】これはスマホ依存症からの脱却に最適な画面サイズだ

一番デカいスマホ、Xperia Z Ultraユーザーである私が言うんですから、間違いありません。dマガジンにかぎらず、雑誌の電子配信サービスを快適に利用しようと思ったら、最低でもiPadMini以上の画面サイズのタブレットが必要でしょう。

逆に、安いAndroidタブレットでも1台あれば、家族共用の雑誌端末としてかなり重宝すると思います。というかタブレットってもう、そうした「一家に一台」的なポジションしか家庭での居場所ないんじゃないかと。

3. サービス終了しない、、、よね?

最後に、快適すぎるので気にあるのがこちら。つい最近の、Music Unlimited訃報のショックからいまだ立ち直れない身としては、サービスがちゃんと継続するかが一番の懸念材料です。

Music Unlimited 終了ってまじかよ!

さきほども書いたように、そもそも電子版の雑誌を快適に読むにはiPadMini以上の画面サイズのタブレットが必要な上、そんなタブレットを持つ層、あるいはこれから持とうとする層は、限られることでしょうから、ユーザ数が順調に伸びるのかどうかが非常に心配です。

そうでなくても現在の無料のお試し期間がそれまでの7日間から30日に延長されたというところで、すでに集客に苦労しているのではないかと、他人事ながら心配します。

てか、このラインナップ、この使い勝手、この料金体系を持ってして、ユーザーが集まらないとしたら、それはもう

雑誌の電子配信ビジネス(紙と同じレイアウトで配信する)自体が無理ゲー

と結論づけていいと思います。ネット時代にあって音楽産業も厳しそうですが、雑誌はもっと厳しいように感じますねぇ。とにかく月600円までなら出しますから終わらないでください。お願いします!