ScanSnapを捨てた。「なんとなくPDF化」を卒業しよう

やわなべです。

先日またまた駿河屋さんに古本の処分をお願いしてまして、本棚がかなりすっきりしました。

それと並行して、かつて蔵書処分のひとつの手段としていた電子化(いわゆる自炊)用の機器も、「もういらないかな」と思って、粗大ゴミとして処分しました

スポンサーリンク

グッバイ、マイ自炊キット

今回処分したのはこいつら。(処分したものにアフィリリンクはるのもなんなんですが、処分前に写真取りそこねたんです、すみません)


自炊化以外にもペーパーレスを実現するための「意識高い系アイテム」のひとつとして人気の高い富士通のScanSnap、そして裁断用のペーパカッターです。

自炊用の裁断機としては、ギロチンのように上からガシャンと刃をおろして裁断するタイプのものを使ってる人が多いと思いますが、私のはオフィスにあるようなペーパーカッターです。

これだと、せいぜい一度に切れるのは20枚くらいで、1冊裁断するのにかなり時間がかかります。その前段階で必要な「本をバラす」作業は完全に手作業でした。(電子レンジで加熱して背表紙部分の糊を溶かすと、バラバラにしやすくなるとか、本の構造には詳しくなったw)

おかげで、100冊以上やった末に根拠のない達成感を感じたことを覚えてます。 埋めた穴をまた掘ってまた埋めたみたいな。

自炊化した書籍は死蔵となる可能性は大

で、そんな努力を重ねて作り上げたバーチャルライブラリなんですが、以前のエントリーでも書いたように、その後読んだのはわずか数冊。USB外付けのポータブルドライブの中で、完全に死蔵と化しております。

特に大判のリファレンス本なんかは、本棚においといても場所だけとって、見た目も映えないので、電子化した当初はかなり気分がすっきりしたものですが、A4以上の大判のリファレンス本って、電子化したものを見ようとすると不便すぎて、かえって退化したようにさえ感じます。 中には電子化したのに紙版を買い直したものもあって「なにやってんだ自分」感がハンパなかったです。

その後、自炊代行サービスに、100冊単位で自炊をお願いしたりもして、バーチャルライブラリは最終的に200冊を超えたんですが、やっぱり読まないという点は変わらず。その後、電子化はあきらめて、潔く処分することにしました。

ScanSnapでPDF化した文書もただの死蔵

一方、ScanSnapに関しては、本の電子化以外にも、あらゆる紙の文書をPDF化できるとあって、しばらくは仕事関連の文書だとか、クレジットカードの請求書、図書館で借りた本、雑誌の部分コピー、受け取った名刺なんかを、スキャンしてPDF化、EvernoteやDropboxといったクラウド環境に保存するなんていう、これまた意識高そうなことをしばらくやってた時期がありました。

が、結局、そうした文書データも、あとから参照しないという点では書籍と同じでした。「いや、おまえの整理の仕方が悪いだけだろ」という意見もあるでしょうし、実際その側面もあるとは思います。

でも、一番参照しそうな名刺データですら活用したのは1度くらいですよ。「スキャンした電子データがどっかにあるはずなんだけど、見つけられないームキー」みたいなケースも皆無でしたし。

名刺も紙で管理する方が楽

名刺については代替として「送付すると無料で電子化してくれて、スマホアプリで検索できる」なんてサービスもありますが、私はそれも利用していません。

一斉に営業メールを送りたい人なんかは違うんでしょうが、名刺交換したときに、後からその人に連絡するか機会があるかどうか、ってたいていわかりますよね。で、そういう重要な人の連絡先はメールやらSNSにすでに入ってたりするんで、わざわざ紙をスキャンして蓄積した電子データを検索してまで連絡したいニーズってほとんどありません。

今の私の名刺管理はすごくシンプルです。自分の名刺を作ったときのハコを名刺入れとして「2015」とか年別にラベルを貼ります。で、その年に受け取った名刺は全部そこにほりこんでいきます。

で、1年に1回、年末に2年前のボックスにたまった名刺を全部とりだして1枚1枚シュレッダーにかけます。直近だと2014年の年末に「2013」のハコに入った名刺をぜんぶ処分しました。今私の手元にあるのは「2014」「2015」というふたつのハコだけ。

もちろん、2013年にお会いした方で連絡先も変わらず、付き合いも続いているというケースはあります。そんな場合で、もしメールやスマホ上に連絡先がない方であれば、手動でEvernoteに打ち込みます。一見めんどくさそうな運用ですが、年間数百枚の名刺を受け取っても、2年後まだ必要な情報として手打ちしてまで残したい名刺って10枚もないですよ。

あと、これは人格を疑われそうなんでリアルの場では言わないようにしてるんですが、(前にも書いたかな?) 人様の名刺を100枚単位で手裏剣よろしくシュレッダーにかけるのが結構楽しいってのもちょっとだけあります。 確実に、紅白と並ぶ年末イベントとして定着しています。

クレジットカードの利用明細は直近1枚だけ保存

クレジットカードの利用明細もたまりがちな書類のひとつです。明細書を受け取った時点ではまだ引き落とし前の状態なんで、即処分することもできず、かといって引き落としが終わった頃には明細の存在なんて忘れてしまってどっかに紛れてることも多い。

最初は「受け取った際にスキャンしてPDF化、紙の書類はシュレッダー行き」とかしてたんですが、そうして電子化した明細データもやっぱり後から見ることはありません。(もちろん個人事業とかで申告用にあとで必要とかいう場合は別ですよ)

今の私の運用はクリアホルダー1枚を用意して、毎月来るこの手の書類を「直近の1枚だけ保管する」というもの。新しいのが来たら差し替えて、古いのをシュレッダー処分。こうすれば同じ書類がどんどんたまるということはありません。

まとめ:なんとなく電子化はやめよう

以上はあくまで私の意見で、すべてを電子化しよう、ログ化しようという行為やポリシーを批判するものではありません。

ただ、個人的にはリアルにモノが増えていくのも、バーチャルな電子データが増えていくのも同様に心地良いものでないように感じます。そこへ来て、電子化したデータをあとから参照するケースがなかった、という実証ができたとしたら、なおさらですよね。

同じように、なんとなく電子化してるけれども、一抹の心地悪さを感じているような方がいらっしゃったら、思い切って捨ててみるとスッキリしますよ。