Gmail Inboxの通知の謙虚さを全アプリは見習うべき

やわなべです。

先日から提供が始まったGmailのInbox、グーグルが、既存のGmailのクライアントアプリとは別に作ったメールクライアントソフト、という認識でいいんでしょうかね。

特にメーラーで困ってないんでスルーしてたんですが、GmailにおすすめされたんでDLしてみたら、わりとよさげなポイントがあったんで紹介します。そのポイントとは、「通知」です。

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今さらスマートなメーラーとかなぁ

…と思っていた時期が私にもありました。ビジネスシーンではともかく、多くの人はプライベートでのメッセージングツールとしてのメールってもうさほど重要ではなくなってルと思うんですよね。私もスマホにGmailアプリは入ってるものの、受信通知はオフってますし、定期的にメールをチェックする、なんてこともありません。(PCではやってます)

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で、入れてみましたInbox。一番最初に目についたのは、右メニュー押したらでてくる中にあるカテゴリ分け

「トラベル」「ショッピング」「マネー」「ソーシャル」「プロモーション」といったカテゴリがありますが、これ、私が作ったんじゃなくてInboxが勝手に受けたメールを分類してるんですね。

たとえば「プロモーション」を見ると、各種のキャンペーン系のDMやシステムメンテナンスのお知らせ、なんかが入ってます。カテゴリ分けは、どうやら発信元のドメインで判断しているようで、マイナーな企業からのお知らせだとカテゴライズされないケースも多いです。が、おおむね、「すっきり分類してくれてるなぁ」と感じました。

…が、率直に言って私の第一印象としては、「このスマートなカテゴライズがInboxの一番のウリだったら、いらんなぁ。」というもの。

先も書いたように、すでにスマホで定期的にメールをチェックする、という習慣がなくなってしまった今、メーラーアプリの役割って「見たい過去メールが、検索でぱっと出てくればOK」なんですよね。

たとえば私だと、1ヶ月前にオンラインで取った野球のチケットを、当日、球場の入場口でオンライン発券しようとメールを探したりするわけですが、そのときに使うのは受信時につけた「重要フラグ」だけです。

自分の中でも「この重要フラグをつけ忘れたら探せなくなる」という意識が強いんで、このフラグ管理だけはマメにやってます。逆に言えばそれ以外のメールの振り分けは何もしてません。(1年後に全削除というルーチンがあるのは以前書きましたが…)

なので、Inboxがいくらスマートに分類してくれたところで分類されたフォルダを見る機会なんてないんですよね。というわけで数回起動しただけで「これは使わんなー」とほったらかしにしてたんですが….

通知が来てはじめてわかる、Inboxのスマートさ

数日たって、Inboxがスマホの通知機能を使って、メールの受信通知をしてきたときに、「あ、Inboxのアプリ通知オフにするの忘れてた」と気づいたんですよ。

もし、Inboxがメールの受信をすべて通知するようなアプリなら、即アンインストールしてたと思いますが、通知機能に気づいたのはDL後数日たってから。どうやら、スマホに通知すべきメールかどうかをかなり厳選して選んでるようです。で、この機能こそ、カテゴリ分けより重要なInboxのキモだと思います。

スパムは論外としても、この数日間で私が受け取ったメールは100件ほどあるかもしれません。その中でInboxがアプリの通知機能を使って通知してきたのはたったの2回だけ。さっきも書いた、オンラインで取った観戦チケットのオンラインチケット発券のお知らせと、Amazonで買った商品の出荷通知の2通のみでした。

アマゾンでは同じ日にKindleの電子書籍も買ったんですが、その購入完了メールの通知はなし。同じアマゾンからのメールでも、発送が伴う注文の発送のお知らせのみを通知してきます。 これはかなり賢い。

スマートカテゴリをわざわざ見なくても、スマートな振り分け機能を使えるわけですね。

重要メールは「固定」「スヌーズ」「リマインダー」させればおk

あと、上で書いたスマートな自動カテゴリ分け使わなくても、後から確認したいメールをピンマークを使って「固定」させておくことができます。今使ってる「重要フラグ」と同等の機能ですね。上のヘッダー部分のスイッチで固定メールのみを見ることができます。

あと、もうひとつアクションが必要なメールを埋もれさせない仕掛けとして「スヌーズ」というのがあります。受信トレイの件名のところを左にスワイプすると「いつまでスヌーズさせるか」というウィンドウが出てきます。ここで指定した日時まで受信トレイの下にある「スヌーズ」というフォルダに保存されます。ただ、「固定メール」と両方使うとどっちに入れたか混乱しそうなんで、私は使わないかな。

対応して欲しいなー、と思う機能

というわけで、うまく使いこなせばメールのストレスがさらに減りそうなInboxなんですが、一方で改善してほしいな、と思う点もあります。

複数メールボックスを横断した閲覧、検索がしたい

これですね。Inboxでは左上のメニューから複数アドレスの切り替えができて、このUIはGmailアプリと同じなんですが、Gmailアプリではすべてのアドレスの受信トレイを統合してひとつの画面でみれるんですよね。

同じようにGmailアプリでは「重要」とラベリングしたメールについても複数アドレスの重要メールをひとつにまとめて見ることができます。これがInboxではできないようでした。

「アドレスがごっちゃになるとかえって混乱する」という方もいるでしょうが、すでにGmailアプリで便利に使ってる機能なんで、アドレスをいちいち切り替えるのは結構面倒に感じます。結局、Gmailアプリで「重要」トレイを探すという運用は変わらない気が。。。

検索もそうですね。「どのアドレスで受けたかわからないメール」をGmailアプリでは複数アドレスを横断してワード検索することができるんですが(Macで使ってるMail.appもそう)、Inboxではこれができません。これは結構はがゆい。

複数アドレス横断した閲覧ができたらGmailアプリ消してもいいくらいなんですけどね。機能的にはできるはずなんで、アドレスを固定化させる使い方に何かグーグルの意図があるのかもしれません。

通知だけでも使う価値アリ

ただ、上で書いたかしこい通知判断はGmailアプリにはできないことなんで、通知専用としてしばらく使い続けることにします。スマートウォッチ持ってる人にとってもかなりいいアプリなんじゃないでしょうかね。

ついでにグーグルさんには、「スクリーンショットを保存しました!」みたいなどうでもいい通知をあげてくるAndroid 5.0(Lollipop)にも、このInboxの賢い通知アルゴリズムを採用して欲しいものです。