AppleMusicがすごくて、AndroidからiPhoneに戻したくなった

やわなべです。

満を持してAppleMusicがリリースされましたね。私も朝からiPhoneとiPadMini、MacbookAirのOSXをそれぞれアップデートしました。感想ですか? はい、文句無いです。

アップルさん、いえ、アップル様、どうか私に月1000円を払わせてください。

スポンサーリンク

既存のiTunesライブラリに統合された

iOSとOSXをそれぞれアップデートすると、iTunes(iOSでは「ミュージック」アプリ)の検索ウィンドウの下に「AppleMusic」という欄が増えています。

ここからAppleMusicを検索して、気に入った音楽があればすぐに聴けますし、気にったら、「マイミュージック」に追加すればOKです。

曲の管理は「アーティスト」「アルバム」「楽曲」「プレイリスト」という単位で、これは先行のAWAと同じですね。ただ、AWSと違うのは、お気に入りとして、マイミュージックに追加とすると、今まで自分でiTunesで購入した既存のライブラリにそのまま追加されるのですよ!

「マイミュージック」の中には

・AppleMusicから追加したアルバム
・iTunesMusicStore(以下ITMS)で購入したアルバム
・自分でCDからインポートしたアルバム

が一緒くたになって並んでます。これはちょっと新鮮ですね。

これまでiTunesライブラリの中にはITMSで購入した曲と、自分でCDから取り込んだ曲があるだけで、いわばバーチャルCD棚のような「ストック」型のライブラリだったわけですよ。そこに全く同じレベルで、行きずりのストリーミングのアルバムが追加されます。両者に区別はありません。

ちなみに、最初に入れたのはAppleMusic開始前に一悶着あったテイラー・スウィフトや、サム・スミス、Zeddなんかの新し目のアルバムだったんですが、これがマイミュージックに入ってきて少し違和感を感じました。

どうも自分の中で無意識に「iTunesは過去の音楽ライブラリー(過去の名盤だとか、クラシック)保管場所」みたいなイメージが定着してたんでしょう。上に書いたような新し目な音楽はBBC RadioYoutubeで視聴する一過性のもの、アーティストの方々には大変失礼ですが、「フロー的に聴く音楽」と位置づけてたような気がします。それが、ストックのライブラリーに入ってくるとなんか落ち着きません。実家の居間のこたつに外人が入ってるような感じです。

「ストック」と「フロー」ってなんなんだろう、自分は何を基準に「ストック」と「フロー」とを線引きしてるんだろう、としばし考えさせられましたよ。

まあ「これは、ストックするべきアルバムだ!」と先月購入したばかりのアルバムが、あっさりストリーミングで全曲試聴できてムカついたってのもありますけど。

ダウンロードしてオフラインでも聴ける。あなたは神ですか?

そうなんですよ。MacのiTunesでAppleMusicからマイミュージックに入れたアルバムを選択するとこの画面。

AppStoreでよく見る、雲から落とすマークがあるじゃないですか。「え?もしかしてこれダウンロードできるの?

で、雲マーク押したらホントにダウンロードされましたよ。試しに一旦Macをオフラインにしても再生できます。なにこれ、すげぇ。

iPhoneだと、「…」を押したあとのメニューの中に

オフラインで再生可能にする」というのがあります。これを押すことで端末にダウンロード可能。自宅のWiFiでダウンロードしておけば、移動中にパケットやサーバーの混雑を気にしなくてもいいですし、飛行機の中でも使えますね。

ちなみにMacのFinderでiTunesのデータフォルダがどうなってるのか見てみたが上の図。既存の楽曲データの保管場所である「Music」と同じ階層に「AppleMusic」という新しいフォルダができてました。その下にアーティスト名のフォルダ、そのまた下にアルバム名のフォルダができて、その中には、

iTunesで買ったのと同じm4p形式の楽曲ファイルがダウンロードされています。拡張子m4pのファイルはAppleによるDRMがかかった楽曲ファイルなんですが、たしかiTunesストアで買ったm4pファイルは一度CDに焼くことでDRMはずせましたよねぇ。(たしかジョブズさんもご存命中にぼそっと言ってた)

さすがに聴き放題なAppleMusicからダウンロードした楽曲データは同じようにDRMフリーにはできないと思いますが、どうやって制限かけてるんでしょうか。まあ、私はこのまま契約するのでどうでもいいんですが。

ストアの品揃えは?音質は? アプリの使い勝手は?

さて、どうにも横綱相撲な雰囲気がするのですが、先行の他社サービスと各ポイントごとに比較してみましょう。といっても全部私個人の感想ですが。

ストアの品揃えは?

品揃えは結局、使う人のお気に入りがあるかどうかにつきるのですが、、これまで見てきた、今はなき SonyのMusic Unlimited、AWA、LINEミュージックとくらべても AppleMusicの品揃えは他とほぼ同等か、少し多いくらいな印象。感覚的には

アンリミ >> AppleMusic > AWA >>> LINEミュージック

くらいでしょうか。AppleMusicにないアーティストがAWAにはある、なんてケースもちらほらあったのでここは使う人次第でしょう。いずれも邦楽が少なめですが、この点については コンテンツ提供者(日本のレコード業界)側の問題なんで、恨むならそっちを恨みましょう。

音質&サーバーの混み具合

音質に関しては、AWA、LINEミュージックよりは良いと感じました。ダウンロードしたファイルを見ても、たぶんITMSで売ってる楽曲と同じもの配信してるんじゃないかと。

サーバーに関しても、サービス初日のAM9時前という、AWAやLINEミュージックで繋がりにくい、止まるといった現象が頻発する時間帯でも、全く問題なし。さすがにこの辺りはITMSでの配信実績とインフラが物を言いますね。ITMSのサンプル試聴のリクエストなんてハンパなさそうだもんな。

アプリの使い勝手は?

これまで「ミュージック」アプリを使ってて使い勝手を知ってる、というところを抜きにしても、アプリの使い勝手はAWAが抜けてると思います。 AppleMusicは特にクラウドのライブラリと自分のライブラリ(マイミュージック)と、今どこにいるのか迷子に感じることが結構ある印象。

果たして各社サービス、棲み分けはできるのか?

ほぼ同等の品揃え、価格付けでかつ、音質やサーバーの質が劣るAWAは、Androidスマホで使えるという利点を除けば、少し分が悪いと感じます。「振り返ってみれば、AppleMusicの露払いにすぎなかった」なんてことにならなければいいのですが。

アプリのUIはいいので、どこか他のサービスと統合されることもあるかもしれません。アンリミのUIがかなりひどかったので、Spotifyに買ってもらったらいいのになあ、なんて無責任なこと言ってみたり。

一方、LINEミュージックは、単に聴き放題サービスのスペック比較で見ると同様に見劣りするものの、ここはちょっとAppleMusicとターゲットが違う気がしています。先日、友人からLINEミュージックのリンクをはったLINEが来てクリックしたらすぐに再生できて感動したってのもありますが(もちろん、私がアプリ入れてたからですが)

冒頭に書いた「ストック」「フロー」の考えで言えば、今の10代の若者なんかは、ほぼフローな聴き方、Youtubeやラジオでの聴くスタイルなんじゃないでしょうか。

そんな層にはiTunesに買った音源をストックするなんてまだるっこく感じるでしょうし、今まで同様のフロー的な聴き方に月1000円払うかというと微妙な気がします。Youtubeと同じようなラジオ感覚でLINEミュージックで友達とやりとりできればいい、というニーズは大いにありそうです。

で、アンタはどうするの?

Spotifyによほどのインパクトがないかぎり3ヶ月後にAppleMusicに契約するでしょうねぇ。なんなら先払いで半年分くらい払ってもいいくらいです。

それどころか、今のスマホをAndroidから再度iPhoneに戻したくなってきましたよ。

実はXperia Z UltraからZ3Compactあたりへの乗り換えを検討してたんですけど、このAppleMusicを見て計画は一旦、白紙ですよ。アップルとしてはITMSの売上が減ってもiPhoneのシェアが増えればそれでペイできるんでしょうねぇ。

てなわけで、iTunesにそこそこのストックライブラリが構築できてる人や、音楽的引き出しの多い中高年のユーザーは、かなり加入するんじゃないかと思われます。自分が中学生の時にこれがあったら…