クラウドミニマリストでも提唱してみようかしら

やわなべです。

らくからちゃさんのブログ「ゆとりずむ」で「ITミニマリスト」という記事がありました。

持ち物を最小化したシンプルライフを目指す「ミニマリスト」、のIT版とのことで、「
ネット上に保存してるデータも持ち物と考えて最小化しようよ」というものかしら、と期待したら、ちょっと違ったようです。

いや、なんで期待したかというと、自分がその手のエントリーをいくつか書いてるんで「あ、同じこと考えてる人がいる!」と、一瞬嬉しかったもので。

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ITミニマリスト=IT使う時間をミニマイズする人?

らくからちゃさんのおっしゃる「ITミニマリスト」の定義はこう。

ちょっと語弊はあるかもしれませんが、『意識してIT利用の時間を縮減する活動』のことを、『ITミリマリズム』。その活動家を『ITミニマリスト』と呼ぶことに勝手に決めました。

ITの利用時間をミニマイズする」というもので、多くの人が日常感じている「ネット依存、スマホ依存を脱しよう」というのと近いのかな、と。

自分はこの点についてはあまり問題意識がないんですが、画面サイズが6.4インチとデカい「Xperia Z Ultra」をスマホとして常用してることが原因にあるかもです。

画面がデカいと、

・人の多い場所であまり起動しなくなる(常にのぞき込まれる気がする)
・常にカバンに入れて携帯する(ポケットに入らない)
・通知が少なくなるよう設定するクセがつく(カバン開けるたびピカピカ光ってたらウザい)
・電車で移動中にゲームとかしなくなる(デカイので短時間だとカバンから出すのがおっくう)

と、ナチュラルに依存を防ぐ効果があるんですよね。

まあ、その影でLINEのレスが遅れて各方面の信頼を損ねてたりもするので、おすすめはしませんが。

クラウドミニマリストってのはどうでしょう?

話を戻して、最初に書いた「ネット上に保存してるデータも持ち物と考えて最小化しようよ」という私のスタンスはどういうことかというと、

Gmailの過去の受信メールを時間がたったら自動的に消滅するようにしたり、

Pocket(あとで読む系のブックマークサービス)に登録したブックマークデータを全消去したり、

年に1回、Evernoteにたまった不要なページをせっせと消したり、といったことです。

ペーパーレス化の神器「snapshot」を捨てたのも、この一環といっていいかも。

要は、「ネット上にある不要なデータを最小化しよう」というもの。

セキュリティ上の不安というよりは「単に気持ち悪い」という感覚でしょうか。新しい端末にwebサービスのアカウント登録したら、データの同期が始まって、いつまでたっても終わらない、とかそういうのがイヤなんですよ。

最近だとGoogleフォトが「一定サイズ以下なら写真を無料で無制限に保存」できるようになったりしてますけど、こういうのを見ると便利な反面、

星新一の「おーいでてこーい」の穴のような、不気味さを感じるんですよね。

そんなわけで、消極的にではありますが、らくからちゃさんを真似て、こっそり「クラウドミニマリスト」を提唱してみようかと思います。

…あ、ども、こんにちは。自分、CM(クラウドミニマリスト)やってます、やわなべです。

 

。。。うぜぇ。

 

話は飛びますが、最近読んだグレッグ・イーガンの「プランク・ダイヴ」ってSF短篇集の中に「暗黒整数」という短編があります。

そう遠くない宇宙に我々とは異なる数学・物理体系を持つ知的生命の住む宇宙があって、お互いがもうひとつの世界に干渉すると相手側の物理法則が乱れてえらいことになるんで、互いにそれを核のごとく抑止力とした冷戦時代を過ごしている、という、かなりぶっとんだ世界観のお話です。

その秘密を知ってる主人公は異世界との紳士的な外交をこなすウラで、平行世界との最終戦争が起こった場合に備えて、わざわざITチップを搭載してない旧式の車に乗ってたり、単純に作った自作OSを中古のラップトップに乗せて使ってたりするんですよ。

やがて交戦状態になるや、金融市場のシステムが止まったり、飛行機がばんばん落ちたり、スマートウォッチが一瞬で置物になったりする中、ITの利用を最小化した主人公のレトロ機器には影響が出ない。

「ITミニマリスト」というのが字義通りのものだとしたら、目指す地平はそんな光景なのかなぁ、なんて考えました。腕時計はもちろん100年動くスイス製の機械式で。

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プランク・ダイヴ (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: グレッグ・イーガン
  • 出版社: 早川書房