ブログの過去記事はどれだけ資産となるのか、実際に検証してみた

やわなべです。

「ブログはとにかく毎日書け。記事を積み重ねることでそれが資産となって、安定したPVと収益を稼ぐエンジンとなるだろう」という趣旨のブログを読みました。ほんまかいな、と思ったので、夏休みの自由研究がてら調べてみることにしました。もちろんサンプルはここ「やわなべ.net」です。

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更新した月の記事ごとにPVを集計してみる

当ブログは、個別記事のURLが「https://ywnb.net/p/年月/記事ID」となっています。ということは、たとえばアクセス解析で「/p/201508/」でフィルターをかけたPVを調べることで「2015年8月にアップした記事がどれだけPVを稼いだか」が、わりと簡単に確認できるんですね。

GoogleAnalyticsは任意の期間ごとに簡単に集計ができますから、1ヶ月区切りで見ていけば、「何年何月にアップした記事が公開後、毎月稼いだPVの推移」を取ることができるわけです。

それをGoogleスプレッドシートにプロットしてまとめた表がこれ。


(※クリックで拡大します)

タテの軸が「書いた月」、ヨコの軸が「見られた月」を示しています。

たとえばブログを開設した2014年8月、私は25記事をアップしましたが、その25記事が同月中に獲得したPVはわずかに205。 1記事あたり10PVも見られてないという、子孫に語り継ぎたいほどの、見るも無残な状況です。

…が、その列を下に見ていくと、翌月以降、順調にPVを稼いでいき、公開後1年経った2015年7月でも、初月の30倍近い6000PVを獲得しています。細かい追記、修正はしたかもしれませんが、一度書いた記事は基本放置ですから、これは十分に資産化できているケース、といえるでしょう。

他の月を見ても、この8月ほど顕著でなくとも、概ねアップした月のあと、それ以上のPVを獲得するケースが多いです。もちろん記事の内容には賞味期限がありますから、2年、3年と長いスパンで見ていけば、そのうち内容が陳腐化してPVも下がっていくとは思いますが。

ただ、今ある1年スパンのデータで見る限り、トータルPVの獲得では、いまいちパッとしない、この「やわなべ.net」も、資産化という面で評価すると、まんざらではないのかもしれません。

資産化できなかった「ダメな月」

とはいえ、ひどい月もあります。2015年1月は17記事をアップしましたが、アップした初月の獲得PVはわずかに1400

しかも翌月以降もそのアクセスが伸びることはなく、ブログの資産化に貢献するところの少ない「ダメな仕事をした月」だったことがわかります。

結果だけ見れば、1月はブログを一切更新せずに冬休みをとり、別の活動に時間を割いたほうが良かった、とも言えますね。

PVを伸ばそうと目論むブロガー諸氏は、このブログで1月に書いたようなエントリーは、失敗の可能性がかなり高いので書かないようにしましょう。どうぞ、私の屍を越えて行ってください。

ブログ記事の瞬発力と、持久力

その辺り、もう少し比較しやすく数値化できないかな、と、スプレッドシート関数をこねくり回して、列をふたつ追加したのがこちら。


(※クリックで拡大)

瞬発性

「瞬発性」とつけた列は、「当月アップした記事が、その月の全PVのどれくらいの比率を占めたか」を示しています。いかに時節にあったタイムリーな記事をアップしてPVを得たかの指標ですね。

ただし、アップした記事数は月によってバラつきがあるので、「当月記事数 ÷ 累積記事数」の比率と比べてどれくらい乖離しているかの数値を取りました。

※正確な算式は、(当月公開記事の獲得PV ÷ 当月の全PV ) ー(当月記事数 ÷ その月時点の累積記事数)

たとえば10記事を書いた月と、20記事書いた月とがあれば、後者は前者の2倍のPVを獲得してしかるべき、という前提のもと計算しています。

つまり、少ない記事数で多くのPVを獲得すれば、この数値はプラスの方向に動きます。効率性の評価を加味した数値ということですね。

数値は月別の数値を比較しての相対評価なのでプラスマイナスがバラけてますが、実際には、タイムリーなPV獲得に成功した月なんてないわけで(ほとんどの月が翌月以降、数値が上がる)、当ブログに関してはあまり参考にならない数字かもしれません。

持久性

「瞬発性」の右、「持久性」とつけた列は、「当月アップした記事が、その月以降の全PVのどのくらいを獲得したか」を示しています。初速は遅くても長く読まれる記事を書くとこの値が上がります。こちらも月ごとの記事数の少ないほうが評価される効率性を加味した数値です。

※ 正確な算式は、(当月公開記事の全獲得PV ÷ 当月以降の全PV ) ー(当月記事数 ÷ 累積記事数)

そして、資産化という意味では、後者の持久性の高い記事を蓄積していきたいところです。

たとえば2015年2月に書いた18記事は、同月中に獲得したPVは、2月の寒波を彷彿とさせる、お寒いかぎりのものでしたが、それ以降のPVが伸びていて、瞬発性はイマイチですが持久性の高い記事を書いた「生産性の高かった月」として評価できます。

一方、2014年の9月や10月は獲得PVは平均と比べて、さほど悪いようには見えませんが、この時期は1日1記事以上のペースで記事を書いていて、その割にはPVの伸びが伴っていないという「相対的に見て生産性の低い仕事をした月」と、やや厳しい評価となっています。

直近でも、先月7月とその前の6月とでは、書いた記事数は17と同じものの、獲得したPVに大きな開きが出ています。同じ調子で記事書いてるつもりでも、残酷なまでに差が出るものですね。

やみくもに毎日更新で記事を積み重ねるだけでなく、時間をかけてでも効率のいい記事を追求したほうが、長い目で見ると力になるよ、ということでしょうか。

誰か他の人もやってくれないかな

自分でやっといてなんですが、この資産化評価、おもしろいです。特に、公開した時は「これは長期間PVを獲得してくれる記事だ」なんて全く思わなかった記事が、よもやのPVの呼び水になっていたりするところが。

前述のように、この解析ができるのは当ブログの記事URLに年月が含まれているから、なんですが、他の人のブログの同じ分析、めっちゃ見てみたいです。誰かやってくれないかしら。

最後に言っておくと、経験上、一番、資産化に寄与しない記事のジャンルは、正にこのエントリーのようなブログ運営に関する記事です。この手の内容は書きやすい上、本人の関心も高いので、ついつい書きがちですが、SNS同様、自己言及への衝動は、なるだけ自重した方が身のためかと思います。どうぞ、私の屍を越え(以下略)