Mac / iPhoneの音声読み上げ機能で英文サイトを読むと、いろいろはかどって便利

やわなべです。

先日パリで起こったテロ事件の際には、海外のニュースサイトで情報を得ようとした方も多かったんじゃないでしょうか。

私も、たいした英語力もないくせに、iPadやMacでBBC国際ニュースの最新情報を読んだりするのですが、Macで、これら英文サイトを見るときに、音声読み上げ機能を使うと非常に便利なことに気づきました。

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Macの音声読み上げは各国の外国語に対応

音声読み上げ機能は、主に視覚に障害がある方向けの機能ですが、Macでは、OSの言語設定を日本語にしていても、読み上げ音声に外国語の音声を選ぶことができます。

設定は「システム環境設定」「音声入力と読み上げ」から。

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「システムの声」というところで、読み上げてくれる言語と声を選ぶことができます。

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たとえば、英語ひとつとっても、「アメリカ英語」「イギリス英語」だけでなく、インド、オーストラリア、スコットランド、南アフリカと、国ごとの英語音声が用意されています。

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中国語も、台湾・香港。標準語?の3つ。マイナーな言語の音声もあるので、それら言語を学習中の方は重宝するのではないかと。

いくつかの音声には高音質バージョンというものが用意されていて、例えば英語だとアメリカ英語のサマンサ(Samantha)さんのがそれ。高音質だとiPhoneのSiriみたいなクリアな音声で聞くことができます。

ブラウザ上で、マウスで選択した文章を読み上げてくれる

上の設定画面に「キーを押したときに選択しているテキストを読み上げる」というオプション設定があって、これをONにすると、英文サイトなどでマウスで選択した状態で指定キーを押すと、その部分を読み上げてくれるわけです。

デフォルトのキーは確か「Option+Esc」だったと思いますが、私はこれを「Shift+Esc」に変更しています。

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この状態で、例えばブラウザでBBCニュースのサイトを開き、適当な記事の数段落をマウスで選択、「Shift+Esc」を押すと、その部分を読み上げてくれます。(途中で中止する場合は再度同じキーを押せばOK)

BBCは平易な英語を使ってる方だと思うんですが、私の英語力だと、それでも聞き流してるだけでは内容を完全に理解はできません。なので、自分で英文を黙読しながら、補助的に読み上げを使うわけです。途中で挫折しそうな長文記事でもこれだと最後まで読めたりします。

読み上げにあわせて、自分でも音読するようにすれば、あらゆる英文サイトがディクテーション練習の素材に変身します。 固有名詞とか数値の読み方とか、いざ音読するとなると、どう発音すればいいのか迷う箇所って結構あるんですよね。

iPhone/iPadでもできる

同じことはiOS機器 (iPhone/iPad)でもできますよ。設定アプリの「一般」「アクセシビリティ」「スピーチ」をたどると、

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・「選択項目の読み上げ」
・「画面の読み上げ」
・「自動テキスト読み上げ」

の3つから選べます。「選択項目の読み上げ」は上で紹介したMacの機能と同じ。「画面の読み上げ」は今見てる画面で2本指で画面上部から下へスワイプすると、そのアプリで表示している内容を読み上げてくれる、というものです。「自動テキスト読み上げ」は本当に視覚障害のある人向けだと思いますが、いつ読み上げ機能が発動するのか、ちょっとわかりませんでした。

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音声は先程のMacのラインナップに加え、Siriの音声が選択できます。「拡張」とあるのが高音質版ですね。

一見「画面の読み上げ」を選びたいところですが、webサイトだと、メニューやナビゲーションといった、本文以外の部分も読み上げてしまうので、ブラウザやニュースアプリでは「選択項目の読み上げ」を選ぶのがいいでしょう。

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パソコンでマウスを使って範囲選択するように簡単にはできませんが、長押し&ドラッグでテキスト範囲を選択すると、上に「読み上げ」の吹き出しメニューが出てきます。クリックで再生が開始されます。

kindleの洋書も読み上げできる!

読み上げできるのはブラウザアプリやニュースアプリだけではありませんよ。

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なんと、iOSのKindleアプリで、購入した英書の読み上げもしてくれます。この場合は範囲選択ではなく、「画面の読み上げ」を選ぶといいでしょう。

しかも、kindleアプリの場合、ページの最後まで読み終わると、自動的に次のページに進んで、読み続けてくれます。

なんだ、オーディオブックサービスのaudibleとかいらないやんか。

おすすめボイスはDaniel

「高音質」ボイスだと、発音はとてもクリアで聞き取りやすいのですが、所詮は機械音声、棒読みっぽかったり、不自然な抑揚がある点は否めません。

そんな中、英語音声でおすすめしたいのは、イギリス英語のDanielさんという男性ボイス。機械音声らしからぬ抑揚・リズムがあって、本当に横で読み聞かせてもらってるような気になってきます。

「自分の英語力だと速すぎてついていけない」という方は、読み上げ速度を落とすこともできますよ。

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(Macでの読み上げ速度設定画面)

同じ言語でも、ボイスによって速度に違いがあるんで、やや早口なSamanthaさんに読んでもらうときは、一段階速度を下げて使う、といった設定も可能です。

うまく使えないサイトもある

この機能がうまく使えないサイトもあります。例えば、先日、日経が買収して話題になったFTこと、Financial Timesのwebサイト。

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World business, finance and political news from the Financial Times– FT.com Asia

FTはニュース記事を有料配信しているのですが、無料の会員登録をすることで一部の記事を読むことができます。で、Macのブラウザで上の読み上げ機能を使おうとすると…

慣れ親しんだ読み上げボイスが、いきなりCMみたいな文言をしゃべり始めます

最初びっくりしましたが、実はこれ、FTが、記事のコピペ防止のために、範囲選択した文章の先頭に下のような警告文を自動で配するようにしてるんですね。

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そして、我が愛しのDanielは、この警告文すらも、情感込めつつ、一字一句漏らさず読み上げてくれるんですよ。本当にラジオCM聴いてるみたいです。