「売上の8割は2割の商品がもたらす」パレートの法則はブログにもあてはまるのか検証してみた

やわなべです。

おかげさまでこのブログの記事数も350を超え、アクセス解析に使ってるGoogleAnalyticsを適当にごにょごにょしてるるだけで、ごはん3杯くらい食べれるほどのデータが蓄積されてきました。

今回のお遊びのテーマは、「PVを稼ぐ記事とアドセンス収益を稼ぐ記事の分布をグラフにしたらどんな図になるんだろう」というもの。パレートの法則のように「トップ2割の記事が8割を稼いでる」なんて状況になってるのか、なってないのかを検証してみたいと思います。

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稼ぐ記事と稼がない記事の分布が見たい

アクセス解析で「どの記事がPVを多く稼いだか」をこまめにチェックしてる方は多いと思いますが、「稼いでる記事と稼いでない記事がどんな具合に分布してるのか」を見ようとする人はあまりいないかもしれません。

今回、2014年8月の当ブログ開設以来の個別ページの全アクセスデータと、アドセンス収益データを記事ごとに集計したものを、スプレッドシートで分布図に落としてみました。

早速見てみましょう。

「2割の記事が8割を稼ぐ」は本当か?

まず、PV・アドセンス収益、それぞれ多いものから順に並べて、単純にグラフにしてみたのがこれ。

image (3).png

縦軸が稼いだPV(収益)の量、横軸がランキング順位と考えてください。右に行けば行くほど稼ぎの悪い記事ってこと。PVと収益を同じグラフにおさめたかったんで、縦軸はそれぞれの最大値を100とした百分率でプロットしてます。

これを見ると、PV・収益、ともに、ごくごく一部のエース記事と、稼がないロングテールからなっていることが一目瞭然ですね。

image3-2.png

PVに比べてアドセンス収益の方が、若干バラつき加減は穏やかですが、少なくともこのグラフで見る限り、357ある記事のうち下位100記事くらいは、ある日いきなり消え失せても、なんら支障なさそうです。

パレートの法則はブログにあてはまるのか?

よく「売上の8割は2割の顧客がもたらす」とか「売上の8割は、全従業員(全商品)の2割で生み出している」とかいいますよね。あれ、パレートの法則というんですが、当ブログのPV・収益にもあてはまるものなんでしょうか?

それを見るために今度は、さっきのグラフを累積値にして書き直してみます。

ヨコ軸はわかりやすいように、「ランキング順位が上位何%目の位置にあるか」を示すようにしました。パレートの法則が当てはまるのであれば、横軸で20%のところの縦軸の値を見ると80%に達しているはずですが、はてさて。

pv-ads分布.png

「2割の記事が8割を稼いでいる」とまではいきませんが、PVだと「上位2割の記事が7割」、収益だと「上位2割の記事が75%」を稼いでいます。

概ね、パレートの法則に近い傾向があることがわかりました。

PVと収益の相関関係

最後に、せっかくPVとアドセンス収益の2つの値をとったんで、その2つが相関関係にあるのかどうかを見てみましょう。「PVを多く稼ぐ記事ってやっぱり収益も多く稼いでるの?」という検証です。

今度はランキングではなく、記事ごとに、PVの値=x、収益の値=yとして、座標をうっていき、それがどんな分布を描くのか見ます。

できた散布図はこんなの。

相関1.png
(タテ・ヨコ、いずれも最大値を1とした場合の割合)

右上に行けば行くほど「PVも収益も稼ぐエース記事」となるんですが、「PVも収益も稼がないザコ記事」が左下にうごめいてて、よくわかりません。

タテ・ヨコの軸を対数目盛にしてみましょうか。

相関2.png

ザコ記事の分布がよく見えるようになりました。面倒なんで相関係数とか計算しませんが、相関性あり、といってよさそうです。

ブログ記事の稼ぎ格差にどう立ち向かうか

さて、この結果をどう考えればいいでしょうか?

「一握りのエース記事が多くを稼ぐ」という点に着目すれば、やみくもに記事を量産するより、エース記事になりうる確度を上げる方向に努力する方が、効率が良さそうです。

ただし、本当にそれができるのであれば、という条件つきですが。

一方、そんな方法の模索に疲れて記事の増加ペースが鈍化するよりは「数撃ちゃ当たる」で、とりあえず記事を量産し、うちひとつでもエースに育てば御の字という戦略も、ある意味潔い戦略といえるでしょう。

ただ、いずれにせよ、自分がそのブログで何を目標にするのかは、明確にした方がいいでしょうね。

たとえば、漠然とアクセス増を目標にしてる方は私含めて多いと思いますが、一部メディアサイトがやってるように、1記事を複数ページに分割したり、ワンクリックしてようやく全文表示する仕組みとか導入すれば、PV値そのものは増えますよね。

ブログでいえば、記事下などのスペースに関連記事やおすすめ記事を配してユーザーの回遊率を上げようってのもそうです。

ただ、よく考えれば、アドセンスであれ、アフィリエイト広告であれ、収益の発生トリガーは常に自サイトからの離脱である、ことを考えれば、ECサイトのように回遊率をあげることが、必ずしも収益の増加につながるとは思えません。きちんとターゲットページに誘導できているのなら別ですが。

とにかくPV増を目指すのであれば、これら回遊率を上げる施策も意味があると思いますが、その真意が収益の増加にあるならば、エース記事以外を回遊してPVを稼いでもあまり旨味がありません。そもそも収益効率はPV比でなくセッション比で見るべきなんでしょうね。

ちなみに、他人のブログを読んでて、関連しない記事が「おすすめ記事」としてプッシュされてたら、たいていはそれがそのブログの中で収益を稼ぐエース記事です