グーグルの検索順位とクリック率(CTR)の関係を生データを使って検証してみる

やわなべです。

相変わらずよそ様の書いたノウハウなどには目もくれず、今日も今日とて、自サイトのデータを集計しては、しがないひとり遊びを繰り返しております。

先月は、アクセス数や収益がパレートの法則のようになるのかを検証したんですが、今月はGoogle Search Console(通称:サチコ)を使って、当ブログの検索エンジンでの表示順位と、クリック率について見てみたいと思います。あるワードでググッて1位の時と2位の時とで、クリック率はどれくらい変わる?、という検証でございます。

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Google Search Consoleで 上位表示のキーワード一覧を見る

アクセス解析のGoogleAnalyticsでも、検索エンジン経由の来訪者がどんなキーワードで来たかを見ることはできるんですが、

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ダントツトップの7割のアクセスが、「キーワード不明」を意味する「not provided」。続く、わかってるうち最多のキーワードが検索アクセス全体の0.3%。これでは全く参考になりません。

そこで使うのが「千本桜」とか歌わない方のサチコ、Google Search Consoleです。

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Google Search Consoleの画面から「検索アナリティクス」の画面で「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」の4つにチェックを入れます。その下の日付のところで集計期間として先月(2015年12月)を指定します(集計期間は最大で3ヶ月指定可能)

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サチコさんによれば、当ブログの2015年12月の検索アピールは53万回、うち3万5000回が、めでたくクリックを勝ち取り、当サイトへの誘致に成功したようです。その確率(クリック率)は6.6%。標準と比べて高いのか低いのか知りませんが、少なくともアノ行為において精子が卵管までたどり着く可能性よりは高そうです。

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で、その下に、成績の良かったキーワード一覧が出てまして、ソート順を変えることで、「一番表示の多かったキーワード」「高い順位で表示されたキーワード」などを自由に見ることができるわけです。

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一覧の下には「ダウンロード」というボタンもあって、CSV形式で保存できるほか、Googleスプレッドシートへの保存も選択できます。

Googleスプレッドシートで散布図を作る

はい。というわけで、ここからはスプレッドシートを使ったお遊戯の時間です。

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サチコさんが作ってくれたシートはこんな感じ。ここから散布図へ落とす前に、上図のD列とE列の位置をドラッグで入れ変えます。後でグラフにするときの縦横の軸を見やすくするためなんですが、もちろんグラフ作ってからX軸とY軸を入れ替えても構いません。

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次にソートや絞込みを自由にするため、1行目を選択してフィルタをつけます。操作はExcelとほぼ同じ。

そしてD列の「検索順位」を「A-Zの順に並べる」で、順位の高いワード順に並べたら、あとはD列とE列を選択した状態で、メニューの「挿入」→「グラフ」を選ぶだけ。

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グラフの種類から散布図を選ぶとこんなのができます。横軸を左に行くほど検索順位が高く、縦軸を上に行くほどクリックされる率が高いワード、ということになります。

かなり下の順位まで出してるので、パッと見、トレンドがつかみづらいですが、注目すべきは、掲載順位10位以内と圏外との密度の違い。10位を境にした左右で明らかに点の密度が異なるのがおわかりいただけるでしょうか。

上位10位といえば、デフォルトの検索結果の1ページ目が10件までなわけですよ。2ページ以降の表示でも、CTRが高い検索ワードはあるにはあるんですが、1ページ目に入れるか入れないかでデータの母数がぜんぜん違います。2ページ以降のワードがサチコ・レポートに上がること自体がレアケースと考えていいのかもしれません。

どうやら10位以内のデータしか解析価値がなさそうなので、横軸の最大値を10位までに絞って、再度分布を見てみましょう。

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なんとなーく、右肩下がりの分布になってることはわかるんですが、かなり縦(CTR)にバラつきありますね。サチコさんの掲載順位は集計期間内の平均順位を小数点1位の精度で出してくれる(10位以内の場合)ので、思い切って表示範囲を1位から2位に絞ってみましょうか。

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なんだかDNA鑑定みたいになってきました。

解説しますと、ウチみたいな雑記ブログでも、1年以上駄文を重ねていると、月間通じて検索1位をキープするワードが100くらいは出てくるんですよ。

まぁ、1位といっても、月間の検索回数が10に満たないようなものもあるんで、上の散布図のように、CTRにかなりのばらつきが出てくるわけです。

一定の表示回数に満たないワードを足切りすれば、バラつき加減はもう少し穏やかになるのかもしれません。が、なにぶん零細ブログなもんで、それやっちゃうとデータ量が足らなくなるんですよねぇ。

1位から10位までの平均クリック率(CTR)を計算する

そこで散布図をあきらめて、今度は1位から10位までのワードの、CTRの順位別平均値をとってみます。サンプルが少ない場合はプラマイ0.1位のワードも含めました。(たとえば6位なら 5.9位〜6.1位まで)

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これをグラフにするとこう。なんとなくトレンドラインも引いてみました。

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他のサイトと比較してどうなのかはわかりませんが、当ブログに限っていえば

・1位表示されたら、2回に1回くらいはクリックが期待できる
・2位表示されたら、3回に1回くらいはクリックが期待できる
・3位表示されたら、5回に1回くらいはクリックが期待できる
・1ページ目でも6位以下だとクリックされるのは1割未満
・10位以下の存在の耐えられない軽さ

ということがおおむね言えそうです。

この結果からテコ入れすべきポイントは?

さて、この結果を明日に活かすためにはどうすればいいかというと、例えばこのワード。

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ウチのブログだとこんなさみしい数字でもエース級のアピールワードなのが哀しいところですが(もう一度書きますが、これ1日じゃなくて1ヶ月の集計です)、月間1位をキープしながらも、CTRは上の1位の平均を10%ほど下回ってます。

いわば、せっかくグーグルさんが「このワードだったらこのページでしょ?」と、当ブログの記事をイチオシで提案してくれてるのに、ユーザーに「これじゃない」と思われてるってこと。タイトル付けや meta description の記述なんかを見直して、せめてCTRを平均近くに上げる努力が必要なんでしょうね。

このブログも今年2周年を迎えるわけですから、ぼちぼち検索アピールを意識したブログに進化させていきたいものです。

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