「20と38の壁」ブログ収入が年間いくらあれば、確定申告しないといけないのか?

やわなべです。

そろそろ確定申告の時期が近づいてきました。この「やわなべ.net」を開設したのは2014年の8月。2014度中は税金など全く気にする必要もなかったのですが、どうやら2015年は少なくとも「確定申告しないといけないのかなー?」と気にする程度には収入が出てくるようになりました。

そこで、「確定申告ってどうやるの?」以前に「確定申告、する必要あるの?」といういう線引きとなる条件を調べてみました。

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30秒で再確認する確定申告

確定申告とは、「わたくし、昨年1年間でこれだけの所得を得ましたでござる」と、お上(国)に報告する仕組みです。何のために報告するかというと、国がその所得から徴収する税金(所得税)を決めるためですね。

会社勤めなどで、給与を得ている場合は、会社が代理で報告(というか勝手に支払いまで)してくれるのですが、副収入の場合は自分自身でしないといけない。

所得税がかかるかどうかには、一定の条件があるので、「確定申告が必要かどうか」というのは、つまり「去年得た給与以外の所得が、所得税の課税対象を超えるかどうか」の確認ということになります。

で、この条件、メインの給与収入の有無によって大きく異なります。

メインの給与収入がある人の「20の壁」

確定申告が必要な人の定義は、国税庁のサイトで確認できます。

申告書の提出が必要な方:平成27年分 確定申告特集|国税庁

収入にはいろんなパターンがあるのですが、メインで給与収入がある場合の副収入ということであれば、ほとんどの方が、以下の条項に当てはまるかどうかを確認することになるでしょう。

給与を1か所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える方

お勤めの会社からの給料から毎月、源泉徴収(天引き)の形で所得税を納めている場合、それ以外の所得合計が20万円を超えていれば確定申告が必要、ということになります。

対象期間は前年の1年間。前年1月から12月までに給与収入以外に得た所得の合計が20万円以下であれば申告は不要、超えてれば必要、ということ。

年間20万円は、1ヶ月で17,000円弱ですから、ブログの収入が毎月1万5千円はあるなー、という方は、きちんと確認したほうがいいでしょう。

もちろん、ブログ以外に株取引で副収入がある方は、それもあわせて考慮する必要がありますが、それはそれで特定口座とか一般口座とかNISAとかいろんな要素があるんで割愛します。

また、正社員でないアルバイトの方でも、給与から所得税を天引きされている方は、上の基準で判断することになります。

メインの給与収入がない人の「38の壁」

学生や専業主婦の方など、メインの給与収入がない方の場合は、上のしきい値が38万円になります。 年間38万円を超える副業所得があった場合、確定申告する必要が出てくる、ってこと。月に3万ちょい稼ぐと該当することになりますね。

この38万円というしきい値、一体何かというと、給与以外の所得に認められた「基礎控除」の額です。

No.1199 基礎控除|所得税|国税庁

103万円の壁とは何が違うの?

「えっ、38万円? 103万円って聞いてたんだけど…」

という主婦の方もおられるかもしれません。アルバイトやパート勤めをするときに、「年収が103万円を超えなければ税金がかからない(確定申告もいらない)から」と、働く時間を調整した方もいるでしょう。

その理解は正しいのですが、103万円というのはあくまで「所得の全てが給与収入の場合のみ」に認められる控除の上限です。

No.1410 給与所得控除|税について調べる|国税庁

この103万円という数字の根拠は、年間の給与収入に認められた「給与控除の額 65万円」プラス、さっき出てきた 「基礎控除額 38万円」 の合計なんですね。

たとえば昨年の年収が80万円だったとして、その内訳が、パート収入40万、アフィリ収入40万だったとしましょう。合計は103万円以内ですが、65万円までの給与控除はパート収入の部分しか対象になりませんので、基礎控除額を2万円オーバーで確定申告が必要です。

パート収入とそれ以外の副業収入の両方があるという方は、

(パート年収 の 65万円を超える金額 ) + ブログ(アフィリエイト)所得額

この金額が38万円を超えるかどうかが、確定申告が必要なラインということになります。

扶養家族の方が130万円を超えると面倒なことに

ちなみに、この「103万円」というのは、所得税計算における「給与控除の上限」で、多少超えたところで、かかる所得税の額はしれてるんですが、親や旦那さんの扶養家族になっている人で、年間収入が130万円を超えてしまうと、扶養家族の対象からはずれてしまいます。

扶養家族から外れるということは、旦那さんや親御さんが会社で加入している社会保険に一緒に入ることができず、個人で国民健康保険や国民年金に加入しないといけなくなってくるということです。このため、一気に保険料の出費がかさむことになるでしょう。

ブログ収入だけで130万、といっても、月に均すと10万円ちょい。決して珍しいラインではないですよね。配偶者控除制度そのものが廃止になる動きもありますが、現状扶養家族になっている方で、そこそこブログ収入がある方は、年間38万円の壁よりも、むしろこちらの130万円の壁を気にした方がいいと思います。

課税対象として考えるのは収入ではなく、所得

さて、話がややこしくなるので、後回しにしていたんですが、ここまで「収入」と「所得」という言葉を微妙に使い分けてました。実は、ここまで述べてきた所得税額算定の対象になるのは、収入そのものの額、ではなく、そこから必要経費を引いた所得の額、なんですね。

所得(課税対象)= 収入 – 経費

会社にお勤めの方や自営業の方だと、「これは経費」「これは自腹」などと、出費を区別していることもあるでしょう。ブログやアフィリエイト収入でも同じように、出費が、その収入を得るために必要な経費だと認められる場合、その出費分を引いた額が「所得」として課税の対象となります。

何が経費として認められるのか、また、それらの出費をどのような形で申告するのか、については、すみません、私もこれから実践するところなので、また別記事に書くことになろうかと思います。

で、いくらくらい払わなアカンの?

最後に、確定申告した人が支払うことになる所得税がいくらになるか、ですが、平成27年度の税率では、年間所得が195万円以下の場合で5%、となります。

例えば、ブログで毎月10万稼いでいる方の場合、経費を計上しなければ、ブログ年収120万円から基礎控除38万円を引いた所得82万円に税率5%をかけた、4万1000円の納税が必要だってこと。(給与収入がある場合は、20万円を引いた100万円 ✕ 5% = 5万円)

No.2260 所得税の税率|所得税|国税庁

さらに、この税率、所得が上がるにつれてどんどん上がっていくので(上のサイトを参照)、たとえば「アフィリで月100万稼ぎましたっ!」なんて人は、これまた経費を無視したうえ、さらに節税対策を何もしないと仮定すると、翌年、適用される税率はなんと33%、220万円近い所得税を課せられるハメになります。

所得税だけでなく、所得が上がれば翌年の住民税も上がりますし、個人事業主としてやっていれば、社会保険料もバカにならない金額になってくるでしょう。

今年は結構売上が上がりそうだ、と思ったら、確定申告の時期になって焦らないよう、早めに節税対策を考えるべきでしょう。具体的には、給与と同じくらいの収入が副収入であがるようになってきたら要注意かと。

まとめ

というわけで、「ブログやアフィリエイトの副収入を確定申告する必要があるかどうか」に絞って見てきましたが、

・給与所得がある人は年20万円以上なら申告の必要あり
・給与所得のない人は年38万円以上なら申告の必要あり

ということのようです。そして、私はというと

めでたく、確定申告が必要なラインをギリギリ超えました \(^o^)/

ありがとうございます。私がこうして日々ブログを更新するのは、ひとえにお国のため、でございます。