パスワード管理をKeepassXに移行してEvernoteを削除した

やわなべです。

MacbookAirのOSのEl Capitan(エル・カピタン)の最新アップデートをかけてから、なぜかEvernoteがクラッシュするケースが増えてきました。

El Capitanでは、それ以前のアプデのタイミングでも、サブエディタである「Cot Editor」が異常終了するようになってアプリ削除を余儀なくされましたし、他の不具合報告を見ても、どうもエディタ系ソフトとの相性が悪いようですね。

悪いのはOSXの方なんでしょうけど、一方のEvernoteもですね、

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最近こんなポップアップで、有料のプレミアム版をおすすめされる頻度が増えてきています。見えます?このポップアップ、右2つの有料化プランの申込画面へ進みたくない場合、左上にある、ちっさいちっさい丸いバツ印を押さないと消えないんですよ。

というわけで、そろそろEvernoteを卒業する日が来たのかなーと、代替を探してたってわけです。

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行き場のないパスワード管理ツールになってたEvernote

Evernote、私はあくまで一時的なメモ置き場として利用していて、ほとんどは、一定期間経てば捨ててしまっていいノートばかりでした。

ただ、かつて同じようにゴミ溜め化してたPocketのデータを全削除したときのように、全削除に踏みきれなかったのは、とりあえず書き留めたIDパスワードがかなりあったから

例えば何かのサービスに会員登録するときに、IDとパスワードを適当に決めますよね。そのパスワード、後になって覚えてるわけがないんで、とりあえずEvernoteに書きとめてたんですよ。で、そのまま整理されることもなく、なし崩し的にパスワード管理ツール的なポジションになってたってわけ。

一時期、パスワード管理を「1Password」で一元管理しようとトライしたんですが、しっくりこなくて結局パスワード情報が分散するだけになってしまってました。今回、ちゃんと移行させようと選んだのが KeepassX、でした。

クラウド連携しないパスワード管理ツール KeepassX

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KeePassX

KeepassXは、クロスプラットフォームのオープンソースのパスワード管理ツールです。Windows版以外にMacOSX版があります。

Evernoteのようにクラウドを通じて、各アプリが自動で同期をとるといった仕組みはありませんが、登録したパスワード情報は拡張子 .kdb というデータベースファイルに格納されるので、たとえばオフィスで使うなら、データベースファイルをファイルサーバーに置いとけばいいですし、個人利用ならkdbファイルをDropboxのフォルダ以下に置いとけば、更新したパスワードが常にDropboxによってバックアップされ、他の端末でも最新データにアクセスすることが可能になります。

データベースファイルにはマスターパスワードか、キーファイルによる認証がかけられるので、一部の人だけで共有したい情報はデータベースを分け、個別にキーファイルを配布しておけば、アクセスできる人間(端末)を選択することも可能です。

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KeepassXのパスワード一覧画面はこんな感じ。Windowsのエクスプローラ風にカテゴリを階層化して管理できます。って、Windowsのエクスプローラってまだありますよね?(Windows7で時間が止まっちゃってる人)

画面の右ペインの一覧から右クリックすると、ユーザー名やパスワードをコピーした状態にできるので、そのままブラウザでペーストすれば、ID/パスワードの入力が簡略化できます。

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ID,パスワードの編集画面はこんなです。パスワードは目隠しされてますが、右の目のアイコンを押せば可視化できます。何がいいってフリーテキストの「コメント」欄があるところ。

IDによっては、第2パスワードがあったり、登録したメアドを書き留めたかったりと、IDと付随して管理しておきたい情報って結構あるんですよね。その点、Evernoteは自由にできましたけど、HTML形式なんで、コピペした時にフォントサイズなどの書体までひきずってしまうのがストレスでした。

KeepassXは純粋にテキストのみなので、その心配がありません。また、このフリーテキストは検索対象でもあるので、関連語句で検索しても、すぐにパスワード情報にたどり着くことができます。

ファイルの添付もできるので、鍵ファイルが別に必要なIDなども、一括で管理ができますね。

ひとつ難をあげると、OSX版のアプリの入力まわりがあまりよくありません。 コピペのショートカットキー操作や、かな変換中のキー操作で、編集中のウィンドウが閉じてしまったりすることがたびたびあって、大量のデータを入力する際は結構ストレスを感じました。

また、Evernoteのように、書いたそばから自動保存されたりとかしないので、情報の追加・編集をしたあとは、上のツールバーから保存ボタンを押す必要があります。

Androidでも共有できるぞ

上で書いたようにKeepassXそのものにはクラウド連携のような機能はありません。代わりにデータベースファイルをDropbox管理下に置くことで、間接的にクラウド環境に自動バックアップをとっている形です。

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KeepassXは公式のスマホアプリはありませんが、サードパーティ製のアプリで、Dropbox以下のデータベースファイルを参照することができるものがあります。iOSアプリは探してませんが、Androidだと、Keepass2Androidというアプリがそのひとつ。

Keepass2Android Password Safe

Keepass2Android Password Safe
無料
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これを使うと、データベースファイルとして、Dropbox以下のファイルを指定できます(最初にDropboxのアプリ認証を経由する必要あり)

マスターパスワードもかかっているので、仮に誰かがスマホからアプリを起動しても、マスターパスワードがわからなければ、中のパスワード情報をのぞかれることはありません。しかも今、紹介用にスクショを取ろうとしたら、コンテンツ保護でスクショ拒否しましたよこのアプリ。すごい、LINEも見習えばいいのに。

というわけで、アプリの見た目は紹介できませんが、PC版のアプリより見た目も操作性もイケてます。これで、万が一PCになにかあった場合でも、スマホでパスワード管理がそのまま引き継げる環境ができました。

Evernote おつかれっした

環境が整ったら、あとはデータの移行です。KeepassXには、XMLなどからのインポート機能はありますが、Evernoteからの移行はひとつひとつ手作業です。KeepassXに登録しては、Evernoteのノートを削除、この作業を延々繰り返します。

2日かかって移行した結果、私の持ってるメアドは10個以上、アマゾンのアカウントが5つ、twitterアカウントが4つあることが明らかになりました。本当にありがとうございました。

パスワード情報を一掃したEvernoteは、その時点で残りノート数が80程度。念のため、ひとつのブックにまとめた上で、HTML形式でエクスポートします。ノートの数だけHTMLファイルが作成されるので、これまたDropbox配下に保存して、Evernote上のノートはすべて削除。アカウントはまだありますが、パソコンからEvernoteのアプリも削除しました。

Evernote先輩、お疲れっした。有料会員が増えて利益が出るといいですね。

ちなみに、パスワード情報以外の一時的なメモの置き場所は、今ところLINE Keepでなんとか代替できてます。

さて、ここで問題です

こうしてパスワード管理はつつがなく KeepassX環境へ移行できたやわなべさんですが、 Evernoteを削除したことによって、パスワード管理以外の点で、ある困ったことがひとつ出てきたそうです。さて、それは一体何でしょう?

(正解は後続のエントリーで)