いい加減、ブログにサイドバーはいらないのでは?というご提案

えー、本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。私「やわなべ.net」というブログをやっております「やわなべ」と申します。以後、お見知りおきいだけますと幸いでございます。えー、本日はですね、

「ブログにサイドバーはいらないのでは?」

、というお題で、10分ほど、お時間をちょうだいして、プレゼンテイションを、させていただければ、と思っております。えー、そもそも、私がブログを始めたきっかけ、と申しますのが、、、あ、後が押している。さようでございますか。それでは、早速ですが、本題に参りたいと思います。

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サイドバーのリンクはどれだけクリックされているのか

先日より、このブログには「Googleタグマネージャー」という、次世代の、最先端の、画期的で、ハイ・テックな仕組みを導入しておりました。具体的なところは、先日の別の投稿を、ご参照いただくとしまして、端的に、何ができるようになったか、と申しますと、ブラウザからの設定で、お手軽に、「ブログの訪問者が、ページのどのリンクをクリックしたか」が計測できるようになった、わけでございます。

アフィリエイトのリンククリック計測のためにGoogleタグマネージャーを導入した

もともと、このブログのデザインは、お手元の資料、3ページ目のようなページ構成でございました。えーと、3ページ目です。あ、ページ番号を振っておりませんでしたか。大変申し訳ございません。それです。今ご覧の、そちら、絵が2つ並んでるページでございます。

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当方のブログの構成要素は、パソコンとモバイルとで、見え方が異なっておりました。この「ご覧の方の環境によって、見せ方を自動で変えるデザイン」を「レスポンシブ・デザイン」と申しまして、次世代の、最先端の、画期的で、ハイ・テックな仕組みでございますが、この「記事下」「サイド」の部分に、関連記事ですとか、最新記事、おすすめ記事などをリスト状に配置しておりました。

そして、その「記事下」「サイド」エリアに配したリンクが、実際にどれだけクリックされたのか、1週間にわたって計測したわけでございます。その結果が、次のページのグラフとなります。

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ご覧のとおり、PCでもモバイルでも、リンクのクリック数は、圧倒的に記事下が多いことが、一目瞭然なのでございます。

モバイルで見た際、サイドバーを下に回り込ませるのではなく、折りたたんだ形でメニューボタンから表示できるようにする方法もあるでしょう。ただ、その場合も、スマホでご覧の来訪者が、記事と同時にサイドバーの要素を目に入れる、ということは、期待できないのであります。

このように、あまり見られる機会の少ないサイドバー、なぜ多くのブログで、いまだにデフォルトのデザインとして採用されているのでしょうか。

なぜサイドバーが必要なのか

おそらくは、訪問者が、「このサイトの書き手はどういう人なのか」「他にどんな記事を書いているのか」を知りたい場合に備えて、というのが理由のひとつでございましょう。あるいは、下世話な話ですが、少しでも広告掲載のスペースを増やしたいという、運営者としての、切実な願望もあるのやもしれません。

私自身、デザインのカスタマイズを始めた当初は、「サイドバーこそ、ブロガーの個性の依り代である」、そのように考えていた時期もあったわけでございます。

ブログデザインのスマホ対応としてやったことまとめ

ただ、それらの期待は、今後さらに望み薄となってゆくのではないか。こう私は考えております。資料の次のページをご覧ください。

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こちらは、当方のブログに直近1ヶ月にアクセスされた訪問者の環境の比率を示したグラフでございます。1年前ほど前は、PCとスマホとのアクセス比率が、ほぼ拮抗していたものですが、現在では、スマホ・タブレットからのアクセス合計で、全体の約7割にせまろうか、という勢いでございます。

もちろん、ブログによって、この比率に差はあるでしょう。しかし、モバイル比率の増加の流れは、もはや、「モバイルファースト」どころか「ある程度、PCからのアクセスを軽視してもいいのではないか」というステージに、さしかかっているのかもしれません。

最初の図に出てきたサイドバー、これが、当初の意図のまま見られる機会が、どんどん減っているのでございます。

回遊率を上げればPVは上がる。が…

えー、サイドバー不要論の根拠といたしましては、概ね以上でございます。

ここからは、この、モバイル化のトレンドが避けがたい中、「今後のブログデザインへの心構えはどうあるべきか」について、私の考えたところを、お話したいと思います。あくまで当方のサイトの分析を元にした考察ですので、世のブログ全般に当てはまるものではない、ということを、予めお断りしたうえで、お聞きいただければ、と思います。

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これは、当方のブログの直近30日のアクセス数でございます。決して誇れる数字ではございませんが、すでに半年以上、このレベルで安定を続けており、当サイトの性格を考察するに十分信頼できる数値である、と考えます。

これらの中で、一般的にブログの媒体価値を判断する際に用いられる項目が「ページビュー」でございます。当方もブログ運営者の端くれとして、ぜひとも、この値を高めていきたい、そう切に願っているわけでございますが、このページビュー、同じ表の「セッション数」と「ページ/セッション」とを掛けあわせた「積」、でございます。「セッション」が、来訪された方の「のべ人数」、「ページ/セッション」が、1回のご訪問で何ページをご覧になられたかの平均値、であります。

多くの来訪者に、複数ページを見てもらえるよう促すことで、この「ページ/セッション」値は上がります。それによって、掛け算の積であるページビュー増加へのレバレッジ効果、これが期待できるわけでございます。サイドバーに、いろいろ詰め込みたくなるブロガー心理、その奥底には、PVを増やそうという、漠然とした願望がある。そう、私は考えております。

読み手が望んでいるものは何か?

ただ、私はこう思うのです。それは本当に来訪者の望むところなのか、と。

先の表に「新規セッション率」という項目がございます。これは、当方のブログに初めて来られた方の比率、言い換えますと、100からこれを引いた数値が「リピーター率」、となるわけでございます。恥ずかしながら、当ブログは開設以来、この「リピーター率」が10%前後と、一貫して低いことが、ひとつの特徴となっております。

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さらに、次のページの円グラフ、図が小さく、見づらくて恐縮ですが、同じ集計期間中の、来訪者の来訪経路の割合を示したグラフでございます。これを見ますと、実に9割近くの方が、「Organic Search」、つまり、なんらかの検索をされた結果として、当方のブログに来訪されていることがわかります。これは、つまり、来訪のほとんどが、記事の書き手が、私、やわなべであることを知らない、あるいは、期待せずに来られている、ということを示しております。

これらの要素をまとめますと、当方のサイトへの平均的な来訪者像というものが、浮かんでまいります。

・検索からたまたま来た(← 集客の9割が検索経由)
・他のページを見たいとは思わなかった(← ページ/セッション値が 1.2)
・もう一度来たい、とも思わなかった(← 再訪問率12%)

一言でまとめますと、

このブログのメインのお客様は「いちげんさん」である

こういうことでございます。

来訪者の大多数が「他のページを見たい」とも「もう一度来たい」とも思わないブログにおいて、サイト内回遊率を上げようとする施策は、果たして彼らの意に叶うものでしょうか。所詮それは、ひとりよがりな自己満足に過ぎないのではないでしょうか。

いちげんさん」に、ストレスなくお目当ての情報を提供する。あとはそのまま、気持ちよくお帰りいただく。少なくとも、当方のブログにおきましてはですね、それこそが、できうる最高のホスピタリティ、おもてなしではないのか。こう、考えたわけでございます。

例えるなら、道端の自動販売機のようなものでございます。喉が渇いたお客様が来られたら、お望みのドリンクを、ただ提供すればよいのです。「もう1本いかがですか?」「また来てくださいね」「この自販機を作ったのはこんな人です」といったアッピールは、多くにとって望むところではないのです。

先週末、私は、このブログのデザインに大幅な改修を施しました。様々なアッピールしたい誘惑を断ち切って、サイドバーを思い切ってリストラクチャリング致しました。ページ全体の表示要素は、大幅に減りました。吉と出るか、凶と出るかは、まだわかりません。今でも低い「ページ/セッション率」がさらに下がるかもしれませんし、収益性の悪化を招くやもしれません。

ひとつ、今回の改修がこれまでと違うのは、「自分がこう見てほしいブログ」へのカスタマイズではなく、「来訪者がこう見たいであろうブログ」へのカスタマイズを志向した、という点にあります。これは、見た目の変更以上に、私個人の内面上の大きなターニングポイント、でございました。

まだ微調整を要するところも多々ありまして、具体的にどこをどう変えたかは、また別の機会にお話することもあろうかと思いますが、えー、お時間も多少オーバーしているようですので、本日のところは、以上とさせていただきたいと、思います。

えー、何かご質問等ございましたら、お時間の許す限り、承りたいと思いますが、、、ないようですね。まぁ、あるわけがないんですけどね。

ご清聴、誠にありがとうございました。(リラックマの大きなぬいぐるみに向かって深々と一礼)