福岡滞在中の必携アプリは「西鉄バスナビ」これに尽きる

やわなべです。

所用も兼ねて先週末の連休は福岡に旅行してたんですが、あるアプリのおかげで、とても効率よく行動することができました。そのアプリとは「西鉄バスナビ」です。

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西鉄バスを使いこなせば効率が100倍上がる

福岡市内の交通機関は鉄道系だとJR、西鉄、市営地下鉄の3つ。出張や旅行であればこの3つで十分たりますが、大通りを眺めていると、よそ者の目には「なにかのイベントでピストン輸送でもやってるのかな?」と思う頻度で、白地のバスが走っていることに気づきます。停留所前で2,3台が列をなしている様子もザラ。それが西鉄バスです。

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例えば、旅行者の利用が多い、博多駅-天神間は地下鉄でも1本で移動できますが、西鉄バスだとなんと100円。それも需要の多い2点間の直通便というわけではなく、博多駅・天神を含む都心エリア内で乗り降りした場合は、どの路線であっても一律100円なんですね。

福岡都心100円バス|バス情報|西鉄(にしてつ)くらしネット|バス・電車時刻表やおすすめ情報

ただ路線バス、えてして短期滞在者にとっては利用しづらいものでもあります。ありがちな不安をまとめると、こんなとろでしょうか。

  • 目的地に行く路線と乗り場がわからない
  • 時刻表どおりに来ない(着かない)かも
  • 料金の支払システムがわからない

このうち、料金については、西鉄が提供するnimoca(ニモカ)という電子マネーに全車両対応していて(一部高速バスは対象外)、かつ全国の交通系ICカードとも相互運用しています。地元で使っているSuicaなりICOCAなり、Toicaなりで、乗り降りの際にタッチすればOK。チャージもできるのでほぼ問題ないでしょう。

残り2つの不安を補うのが今回紹介する「西鉄バスナビ」です。

西鉄バスナビというアプリ

にしてつバスナビ
にしてつバスナビ
開発元: 西日本鉄道 / 無料

この「にしてつバスナビ」、地元の人(と思われる人)でも使ってるシーンをよく見ました。基本的な仕様やUIは乗換案内などの路線検索アプリと同じで、移動開始地点、目的地、移動日時の3つを指定して検索するだけなんですが、そこに路線バスならではのきめ細やかな仕組みが加えられています。

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鉄道であれば乗る場所、降りる場所の名前があらかじめわかっていることが大前提となりますが、バスの場合、そもそも「今いる場所から一番近いバス停がわからない」「行きたいところの最寄りのバス停がわからない」という問題があるわけです。

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出発地、目的地それぞれ「地図でえらぶ」というモードがあり、これを選択すると、Googleマップをベースにした地図からバス停を選ぶことができます。現在地の表示や拡大・縮小・スワイプでの移動表示も日頃Googleマップを使っている人なら直感的にわかるので非常に使いやすい。

さて、ピンポイントで最寄りのバス停がわかったとしても、その経路をうまくつなぐ路線がない場合もあります。地元の人なら知ってる「ひとつ南の通りのバス停からなら直通で行ける」といったことが土地勘のない人にはわからない。そこで便利なのが「ランドマーク」です。

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たとえば天神へ行きたいと思っても、天神エリアだけで10以上のバス停があるわけですよ。それが「天神地区」とか「ヤフオクドーム」といったバス停名じゃない、ざっくりとしたエリア指定で行き先や出発地点を指定することができる。

もうひとつ、鉄道メインの路線検索と違うのが「バスとは遅れるものである」ということを前提とした検索結果の表示です。

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このように「何分遅れ」「いくつ前の停留所にいる」という情報だけでも助かりますが、それだけではありません。

たとえば 12:30時点で「今すぐ乗車」として調べた場合、まず4分遅れの12:26の便が表示され、その次に7分遅れの12:24の便が表示されます。つまり、時刻表ベースの時間順ではなく、リアルタイムでの到着予定順に表示しているわけですね。

私の地元、大阪の市バスでもバス停によっては「今、2つ前のバス停を出ました」みたいな表示がされるので、運行中のバス車両からリアルタイムの位置情報を中央で管理する体制は、さほど珍しくはないのかもしれません。ただ、大阪の市バスでも全てのバス停がこのようなリアルタイムの運行状況表示に対応しているわけではありません。「にしてつバスナビ」だと、どんな辺鄙なバス停にいても、この情報が即座に確認できるわけです。

しかも、たまたま年度末で路線改変が多い時期だったからか知りませんが、短い滞在中、毎日のように「新しいバス停情報があるので更新します」というメッセージとともにデータのアップデートがかかりました。地元の人にとってもこれは心強いですね。

西鉄バスはここがすごい

このアプリがあったおかげで、滞在中に地下鉄を使ったのは1回だけでした。バスの移動中に「あ、ここにダイソーあるから寄ってこ」と地元民感覚で乗り降りしたり、「あの建物なんだろう?」とチェックしといて、帰りに訪れてみたり。物価が安くて治安のよい海外の都市でタクシー使う感覚に近いですね。福岡でUberみたいなタクシー配車サービスが根付くのは難しいんじゃないでしょうか。

あと、市営でなく私鉄系列のバスであるところもポイントかと。たとえば、天神からヤフオクドームへ行く路線に乗ってびっくりしたのが、1区間だけ都市高速に乗るんですよね。かといって高速料金のアドオンもありません。

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上の路線図、赤の星が切れてるオレンジの区間が高速です。高速区間の長さはたぶん2kmもないんじゃないでしょうか。自家用車でこの区間を移動するのに高速乗る人、まずいないでしょうし、市営バスで同じことやると市民から「無駄遣いだ」との批判を受けそうです。

また市営の場合、他の市との境目が終点になってしまって使いものにならない路線もままあるのですが、私鉄系列なので、そんなしがらみもなし。私は今回、以前から行きたかった宗像大社行きの天神からの直通バスがあることを知って半日旅行してきましたよ。

以前、ジェットスター航空が大阪-熊本間に就航開始した際に、「これは九州新幹線、厳しいんじゃね」的な記事を書いたことがあるんですが、ここに来てわかりました。九州新幹線というかJRの真のライバルは西鉄バスですね。天神の高速バスターミナルからは熊本、長崎、由布院といった九州の主だったスポットへの高速バスが1時間に1本ないしは2本といった間隔で常時運行しています。たとえば天神-熊本便は片道2時間で運賃2千円。新幹線だと博多から約40分程度と時間は1/3ですが値段は5500円。急ぎでなければ直通で天神から発着する西鉄バスを選ぶ人も多いんじゃないでしょうか。

というわけで次回、福岡へ行かれる前にはぜひ「にしてつバスナビ」アプリのインストールをされることをおすすめします。