壊れたXperia Z5 Compactの代替にFREETELのPriori3をお借りできた

やわなべです。

先日来のXperia Z5 Compact(以下、Z5C)の液晶故障で大変難儀しているわけですが、周囲にぐちってたら、知人のひとりから使ってないSIMフリーのスマホを貸していただけることになりました。捨てる神あれば拾う神あり、ありがたや。

お借りしたのはFREETEL(フリーテル)の「Priori3 LTE」。すでに後継機種の「Priori 3S LTE」が出てますが、1万円ちょいで手に入るローエンド機です。オーナー氏は普段はキャリア版のiPhoneを使ってて、Priori3は海外旅行用のサブ機として持ってるんだそうで「旅行に出る時には返してね」とのこと。

「了解です。で、次の旅行の予定とか決まってるんすか?」

「…今月末。」

「なんじゃそら」

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FREETEL Priori3を雑に紹介する

というわけで2週間後に初期化して返さないといけないんで、がっつりとカスタマイズはできません。モノも、すでに後継機種が出てるローエンド機なんで、レビューも手短に。

サイズはZ5Cとほぼ同じ

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(左:Priori3、右: Xperia Z5 Compact)

Z5Cと比べたサイズ感は横幅はほぼ同じで縦はPrioriが数ミリ長いです。薄さと軽さはPrioriの方が上。ほぼZ5Cと同サイズで、5インチ以下の画面に慣れてきた身にはありがたいです。

デュアルSIM対応

標準SIMとmicroSIMの2枚刺しができ、どちらでも待受ができます。両方LTE対応。なるほど、これは海外旅行用途にはいいかも。私の持ってるmineo(マイネオ)はnanoSIMなので、ゲタ(アダプター)をかませて使ってます。

ストレージがしょぼい

内蔵ストレージは8GBとメインで使うにはかなり心もとないです。容量そのものはSDカードで拡張できますが、内蔵ストレージへの書き込み速度が遅いのか、アプリのインストールが最後のところで時間がかかることが多い印象でした。

タッチパネルのスワイプ認識がイマイチ

タッチパネルの認識、特にスワイプやピンチイン/アウトの操作が意図どおりに伝わらないことが多いです。画面をスライドするつもりが、ひっかかって意図しないアプリを起動してしまう、なんてことがしばしば。これ、地図アプリや電書リーダーアプリなどではかなりストレスになると思われ。オーナー氏も「最大のストレスはタッチパネル」と、のたまわってました。

ナビゲーションキーの表示仕様が謎

が、私のファーストインプレッションでの最大のストレスはこれ。

iPhoneユーザーがAndroidを触った時に一番ストレスに感じるのが、OS共通のbackキーやhomeキー、タスク切り替えキーなどのナビゲーションキーの所在がわからないことです。

最近のAndroid機はほとんどがタッチパネル上にこれらキーを仮想化して表示するという仕様で、Xperiaでは画面下からスワイプすると3つのキーがいつでも出てくるんですが、起動中のアプリによってはサッと出てこなかったり、スワイプ操作の際に誤タッチを起こしたりで、わりとイラッとするんですよね。個人的にこれはAndroidスマホに共通する懸念材料だと思ってます。iPhoneやiPadの前面についてるあのホームボタン、あの存在意義って思ってる以上に大きいですよ。

で、この点でXperiaよりさらにストレスなのがPriori3。タッチパネル下に、それら3つのキーの表示域が専用で用意されてます。

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ドックアイコンの下1cmくらいのエリアがそれ。ご覧のように、デフォルトでは何も表示されてませんが、たとえば、右下のタスク一覧キーが出るであろう場所をタップすると、、、

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バックライトが光って、3つのキーが赤く表示されます。(5秒くらいで消える) そして、ここが肝心なんですが、今のタップ操作自体は有効です

つまり、キーが表示されていない状態でキー位置をタップしなければならず、操作が終わったあとで何のキーを押したかが表示される、という仕様。アプリ終了や切り替えのたびに脳トレ系ミニゲームをやらされてる気分です。ボケ防止に一定の効果があるかもしれません。

「いくらなんでも、この設計は頭悪すぎだろう、きっと自分が何か見落としてるに違いない」と、いろいろ操作や設定を試みましたが、操作前に対象キーを表示させる方法はついにわからず。これ、Androidに慣れてる人でも、かなり難易度高いと思います。ボタンの絵を描いたセロテープでも貼っとこうかしら。

結論 「だが、それでいい」

カメラはまったく使う予定ないですし、ゲームや動画アプリも動かしてません。さすがにこのあたりをZ5Cと比較するのは酷というものでしょう。

というわけで、全体的に悪口ばっかり書いてきたようですが、なかなかどうして、

アリだと思いました。

オーナー氏のように、用途を決めた「割り切り利用」なら、消耗品感覚でお手軽に使える端末なんじゃないかなと思うんですよ。なんというか、存在がとってもガラケーっぽい。スマホというより「フィーチャーフォン」という呼び名がしっくりくる機種です。

ちなみに、今年出た後継機の「Priori3S」は、CPUが同じで、ストレージ容量とRAM、バッテリー容量がそれぞれ倍増してるようです。その代わりにサイズが5インチと若干大きくなっています。これ書いてる時点でAmazonだと「Priori3」が11,600円、「3S」が16,000円。

バッテリー容量が増えるのは喜ばしいことですが、バッテリーが持つ/持たないってのは、端末スペックマターだけでなく、持ち主がリソースを食う処理にどれだけ使うかが大きな要素なわけです。ガラケーがスマホよりバッテリーの持ちがいいのはスペックが高いからじゃないわけで。

このPriori3も「割りきった関係を前提にお付き合いしたい」端末なんで、最初からリソース食うアプリを入れない、使わない傾向になるんじゃないかと。となれば、実はバッテリーやストレージ容量増加というのはハイエンド機のそれほどにはメリットになりにくいかもしれません。所詮おつむ(CPU)は同じだしな。むしろ「3」の方が割りきりスペックとしてキャラが際立ってる気が。

オーナー氏はPriori3を評して「iPhoneから乗り換える気には全くならないけど、なんか愛着を感じる」と言ってました。わかります。決して有能なわけじゃないけど与えられた仕事はこなす、かわいい後輩に対する情みたいなもんじゃないでしょうか。

端末は一旦オーナー氏に返却しますけど、旅行から戻られたら五千円くらいで身請けできないか、かけあってみようと思います。とりあえず、3万6千円出してZ5Cを修理する気は全くなくなりました。