ベアボーンPCでlinuxおうちサーバー計画 (2)Linuxインストール済みストレージを作ろう

やわなべです。

タイトル通りの計画です。前回、必要なパーツを注文したところまでを書きましたが、その続きです。前回のエントリーはこちら。

ベアボーンPC Shuttle DS57Uを使って、はじめてのLinuxおうちサーバー計画(1)計画編

メモリとキーボードが届くまでに時間があるんで、それまでに手元にあるSSDにLinuxインストールできないか、やってみました。

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あらかじめLinux起動ディスクを作っておくことは可能か

前回必要なパーツを発注したんですが、気がかりなのは「初期設定する環境どうしよう?」という点。

DS57Uは、最終的にNTTの光回線ルーターの横に有線LANでつないで設置したいんですが、そこでセットアップしようとすると、モニタとして予定しているリビングのテレビを移動させないといけない。これはめんどくさい。

逆にテレビのあるリビングでセットアップしようとすると、今度は光ルーターから長いLANケーブルをひっぱてこないといけない。そんな長いケーブル持ってないし、買うのももったいない。

そこで考えたプランが「あらかじめOSを入れてセットアップ済のSSDを作って、組み立て即サーバーとして稼働するようにする」というもの。何言ってるかわかんないかもですが、とりあえずやってみるんでフォローミー。

ディストリビューションは Linux Mint MATEをチョイス

その前に、インストールするlinuxのディストリビューションを決めなきゃです。サーバー用途なら広く使われてるCentOSとかでもいいですが、使いながら「GUIのデスクトップ環境があればなぁ」と思うこともしばしばなんで、Ubuntu系のLinux Mintをチョイスしました。Mintの中でもいくつかデスクトップの選択肢があるんですが、よくわかんないんで「MATE」をチョイス。

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ISOイメージはMint Linux公式サイトからダウンロードできますが、1.5GBとはいえ海外サーバーからだと回線だと細くてダウンロードが切れることもよくあるんで、Bitorrentを使うと確実です。

Mintのダウンロードページの「Torrent」というリンク先のアドレスをコピーして、BitorrentクライアントにコピペすればOK。今回はWindows環境でやったのでクライアントはBitCometを使いました。まあ、数分もかからずダウンロードできましたが。

インストールDISKのISOイメージは、2GBに収まる容量なので、くたびれた2GBのUSBメモリを使うことにします。

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ダウンロードしたISOファイルをそのままUSBメモリにコピペしても、ブートできるドライブとして認識はしてくれないので「UNetbootin」というブートドライブを作るフリーソフトをインストールします。

UNetbootin – Homepage and Downloads

上のサイトから落としてきたUNetbootin.exeを起動させ、

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下の方にある「ディスクイメージ」に、さっき落としてきたISOイメージを指定、Dドライブ(USBメモリ)に転送するよう指定するだけです。これでLinuxでブートできるUSBメモリができました。

内蔵用のSSDをUSB外付けドライブにする

次にインストールされる側、SSDの準備をします。DS57Uはキーボードとメモリがないんでまだ使えません。そこで、こういう方法を考えました。

・ 中身が空の状態のサムスンの2.5インチのSSDを外付けのUSBドライブ化する
・ さっきのUSBメモリとともにLetsNoteに挿す
・ USBメモリから起動させたLinuxインストーラでUSB接続したSSDへLinuxをインストール

という計画。

内蔵用のSSDを外付けUSBドライブにするには、1000円くらいで手に入るSATA/USB変換アダプターを使います。

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私の持ってるのはこういうの。普通の外付けHDDドライブのようですが中身は空で、上の変換アダプタにケースがついてるだけです。

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ケースを外して買ってきたサムスンのSSDを挿し、ケースをかぶせれば、外付けSSDドライブのできあがり。ノートPCで換装したあとのHDDとか流用できて便利ですよ。

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で、USBメモリと、USB外部ドライブ化したSSDの2つをLetsNoteに接続。要はLetsNoteのおつむを借りて、ドライブ内容を左から右へコピーしようって話ですね。代理母出産みたいなもんです。

この状態でLetsNoteをF2を押しながら起動するとBIOS設定画面が出てきます。

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Windowsが載ってる東芝のSSD以外に、USBメモリと、サムスンのSSDを認識していることがわかります。ここでUSBメモリを選択して起動。

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UNetBootinのブートメニューが出てきますが、そのままdefaultでOK。

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あっさりMint Linuxが起動しました。FireFoxとか入ってるし、このままでも普通にデスクトップOSとして使えそうです。以前苦労してCUIのCentOSを入れた経験はなんだったんでしょうか。

デスクトップ上にあるアイコンからlinuxインストーラを起動します。

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Windowsが入っているドライブ以外に「/dev/sdc」という名前でドライブを認識しています。どうやらこれがサムスンのSSDドライブのようです。が、フォーマットはパーティション(区画)作成をしてないのでこのままではインストールできません。

初心者にとって悩ましいのがこの「パーティションをどう切るか」です。本当はboot領域とかスワップ領域とか細かく設計して割り当てるのがいいらしいんですけど、

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面倒なんでドライブの空き領域(120GB)全部を1つの区画として使います。スワップ領域を気にするような事態になったらメモリ増設で対応する所存。というわけで、全領域をext4でフォーマットして、マウントポイント「/」として割り当てて終わり。

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ドライブ「/dev/sdc」の中に「/dev/sdc1」という120GBの区画ができました。

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この画面の下のところで、どこにLinuxをインストールするかを指定するんですが、この時、区画である「/dev/sdc1」を指定すると、インストール後にうまくブートされず、最初からやり直す羽目になりました。ドライブである「/dev/sdc」を選ぶのが正解です。あと、まちがって1字違いの「/dev/sda」とか選ぶと、内臓ドライブのWindowsを上書きしちゃうので慎重に。

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この画面の前に「スワップ領域がないんだけど、大丈夫か?」といったアラートが何回か出ますがガン無視でインストール強行。10分くらいで終了しました。確認のためにLetsNoteを一旦落としてUSBメモリを抜き、またF2キー押しながら起動。BIOSメニューから今度はUSBのSSDから起動することを確認します。(画面はさっきのUSBから起動したのと同じなので省略)

USB経由ですけど内蔵SSDのWindowsより動作は快適かも。画像編集ソフトのGIMPもサクサク動くし、内蔵スピーカもWiFiもちゃんと認識してる。このまま普通にデスクトップLinuxとして使いたくなるくらい。USBの接続先をMacBookAirに変えても、Macの筐体でちゃんと動きます。便利。

これからお勉強でLinux入れてみようかなー、なんて人は、VMWareやParallelsといった仮想化ソフト上に入れるのもいいですが、今回みたく安いSSDドライブにブート環境を入れて使うとよりお手軽、かつ快適かもですよ。

というわけで今回はここまで。LetsNoteでLinuxが起動するところまでできたんで、次回はこのノートPCを光回線ルーターと有線LANでつないで本番用のネットワーク設定をしようかと。