ベアボーンPCでLinuxおうちサーバー計画(4) 組み立て〜サーバー稼働まで

やわなべです。

シリーズ「Linuxおうちサーバー計画」これまでの展開はこちら。

ベアボーンPC Shuttle DS57Uを使って、はじめてのLinuxおうちサーバー計画(1)計画編
ベアボーンPCでlinuxおうちサーバー計画(2)Linuxインストール済みストレージを作ろう
ベアボーンPCでLinuxおうちサーバー計画(3) ネットワーク設定〜MacからのVNC接続テスト

最終回はいよいよ、サーバーとして稼働させるまでをお届けします。

スポンサーリンク

メモリ到着、さっそく組み立てよう

P1030624.JPG

アマゾンに注文してた8GBのメモリとUSBキーボードが届きました。早速組み立てましょう。

P1030626.JPG

久々登場のDS57Uの側面パネルを開け、下側(写真左)にLinuxインストール済みのSSD、上側(写真右)にDDR3Lの8GBメモリを装着します。5分で終了。

ストレージの中身はセットアップ済みなんで、ぶっつけ本番でサーバーとして設置しようかとも思いましたが、せっかくキーボード買ったんだし、ちゃんと動くか確認してからにしましょう。

といっても家にモニタがないので、リビングにあるHDMI端子のあるテレビをモニタ代わりにします。シャープのAQUOSなんですが、ボロくて以前からたまに表示が乱れるときがあるんですよね。鴻海がシャープを買収する報道があった日なんて、電源つけたら一面レッドスクリーンが出て、なんの呪いかと思いましたよ。

P1030629.JPG

リビングに持ってきたDS57Uと壊れかけのアクオス、USBキーボード、マウスをつなげて電源オン。すぐにBIOSのロゴがアクオスに表示されたんで、とりあえずテレビをHDMIモニタとして使う点は問題ないっぽい。が。。。。

P1030631.JPG

“No option to boot to.”

海外の政治デモのスローガンみたいなメッセージが出るだけで起動しません。「ゆく秋や ブートするべき すべはなし」とか一句詠んでる場合じゃない。外付けドライブとしては問題なく起動できたのに。なんで?

一旦、電源をオフして、キーボードのDELキーを押しながら再起動します。あ、この時点で少なくともキーボード買った甲斐があったことが証明されました。よかった。よかねーよ。

P1030633.JPG

DS57UのBIOSメニューが立ち上がりますが、SSDドライブもメモリもちゃんと認識しています。ブートまわりの問題っぽい。あれこれブートまわりの設定を変えては再起動、変えては再起動を繰り返すこと20分。原因がわかりました。

P1030637.JPG

BIOS設定の中のこの「Boot Mode Select」という項目。デフォルトでは「UEFI」というサッカーの関連団体みたいなモードなんですが、これをもうひとつの選択肢である「Legacy」に変えて再起動したところ、、

P1030638.JPG

GRUBのブートメニューが表示されました。そのままほっとくとデフォルトのLinux Mintの起動が始まって、

P1030639.JPG

数秒後、めでたくウチのテレビがLinuxデスクトップ機に変身しました。いつものリビングにLinux。なかなかの違和感ぶりです。

ちなみにさっきのUEFIですが、ファームウェアの新しめな仕様のことで、容量が2TBを超えるドライブを認識できるようにするメリットがあるらしいです。よくわかんないけど。そんな容量のストレージ使う予定はないんでこのまま行きましょう。

この時点ではまだそんなに動かしてませんが、Celeron積んでるDS57U、全くストレスなく使えます。そしてファンレス&SSD仕様なんで、マシンの稼働音は一切なし。完全に無音です。

稼働中は前面パネルに青いランプが付くんですが、それがなければ稼働中とは気づかないでしょう。気になってた発熱も、筐体を触ってほんのり温かい程度で、Wifiルーターとかと同じくらいの感覚。まあCPUに負荷かけたらどうなるかわかんないけど。

サーバーとして稼働、、が、つながらない

さて、スタンドアローンのLinuxマシンとしては問題なさそうなんで、いよいよ最終ステップ。DS57Uをサーバーとして、モニター・キーボード無しで設置します。

縦置き用の金具を底面につけて、NTTのブロードバンドルーターの横に設置。LANケーブルで両者をつないでスイッチオン。(下の写真、一番左がサーバー機)

P1030650.JPG

OSが起動してるはずですが無音なんで状態は全くわかりません。1分ほどおいてMacから遠隔接続を試みたんですが、、、、、つながりません。えー。

前回セットアップしたVNC接続の画面共有はダメ。SSHの接続もだめ。PINGも通りません。ネットワーク設定の問題なのか、LANポートやケーブルの物理的な問題なのか、はたまたキーボードとモニターなしだとOSがちゃんと起動しないのか。いずれにせよこの状態では確認するすべもありません。

えーい、こうなったらしょうがない。先生、お願いします。

P1030641.JPG

リビングでおくつろぎ中のアクオスさんにわざわざ電話口までご足労いただきました。デスクトップならぬ「地べたトップ」です。まあこうなる予感はうすうすしてたけどね。ウチのテレビが40型とかじゃなくてよかった。こういう時にiPadとかAndroidタブレットがサクッとモニター代わりになったらいいのに。

P1030643.JPG

さっきのリビングと環境は同じなんで、電源ONでLinuxはすんなり起動します。が、、、

P1030644.JPG

P1030645.JPG

ターミナルからifconfigコマンドで確認すると、IPアドレスが思てたんと違う。 固定IPとして設定したはずの「192.168.1.100」ではなく、ブロードバンドルーターが新規で割り当てた「192.168.1.5」を使ってるようです。

ネットワーク設定を見たらその原因がわかりました。Linuxのネットワーク設定は、マシンのLANポートのMACアドレスごとに保持するため、事前に設定してた固定IPの情報は、その時設定に使ってたLet’sNoteのLANポートでしか有効にならないんですね。こんなの当たり前ですか?すみません。

まあ、そうとわかれば対処は簡単です。事前に設定した固定IPのMACアドレスを、DS57UのLANポートのに変えればいい。

P1030647.JPG

この画面を見るとDS57Uの2つのLANポートはそれぞれ、「eno1」「enp2s0」というデバイス名で認識してるようです。先ほどのifconfigだと「enp2s0」の方にケーブルが刺さってるようですが、なんとなく「eno1」の方がいいかなと思って、固定IPのMACアドレスを「eno1」として保存。電源をOFFしてLANケーブルをもうひとつのポート(eno1)に付け替えて再起動、すると、、

P1030648.JPG

思てた固定IPでネットワークにつながりました。この状態でMacから接続できることを確認。念のため、もう一回電源オフしてモニターとキーボード、マウスを外した裸一貫状態で再起動しても、Macからリモートデスクトップがちゃんと使える点を確認。これで、ようやく、おうちサーバーの完成です。バンザイ。

まとめ

今これ書いてる時点で、数日間動かしっぱなしな状態ですが、たまーにVNC接続してる際にプチフリみたいなのがある以外はすこぶる快適です。サーバー用途の利用だと、今のところ発熱も問題ないようですし。

というわけで、これからここでいろいろ実験してみたいと思います。統計処理のお勉強とか、株価や適時開示情報を自動で取り込んでどうこうとか、色々やってみたいことがあるので。