社会人野球大会の現地観戦を全力でオススメしたい理由

やわなべです。

先週末、京セラドームで開催されている社会人野球の日本選手権大会を観戦しに行きました。実は社会人野球を現地で観るのはこれがはじめてだったんですが、予想外に楽しめました。近くで大会があるときには、ぜひ現地観戦をおすすめしたいです。

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おすすめ理由その1:普段よりいい席で安く見れる

社会人野球のチケットは、主催するJABA(財団法人 日本野球連盟)という団体のサイトから購入ができます。

2016年 第42回 社会人野球日本選手権

今やってる京セラドームでの日本選手権大会の場合、当日特別券は1200円。これが前売りだと900円で買えます。

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QRコードでの電子チケットにも対応していて、上のサイトからクレジットカードで購入し、当日、入場口でスマホでQRコードをかざすと入場券が発券されます。

「ちょっと待って。社会人野球ってタダで見れるんじゃないの?」

と思った方もおられるかも。そうなんです。公式ページにはそんなこと書いてませんが、実は社会人野球大会の観客のほとんどは、対戦チームである企業が、前もって自社やグループ企業の社員・関係者に配る「チーム券」で入場してるんですよね。

で、このチーム券なるタダ券、別にその企業の関係者でなくても当日球場に行けばわりと簡単にもらえたりするようです。しかもその企業の応援グッズのタオルなんかももらえたり。特に平日の試合なんて、社員を応援要員として動員するのもなかなか難しいでしょうから、サクラとしてむしろ歓迎されるかもしれません。

チーム券で入場できるエリアは、京セラドームの日本選手権の場合、バックネット裏以外の1・3塁の内野席です。そこでも野球を楽しむには十分ですが、そのチームの試合が終われば、次の試合の応援団と入れ替わる必要があります。まあ、厳密にチェックはしてないでしょうし、一旦出て、次の試合の「チーム券」をゲットして再入場するのもそんなに難しくはないでしょうけど。

特別券の場合、当日行われる試合はすべて観戦できるのですが、メリットはそれだけではありません。

特別券の座席は指定ではなく、バックネット裏のどこでも自由に座れます。 この日は日曜日で準々決勝4試合が行われ、しかも地元大阪のパナソニックや大阪ガスが出ることもあって、さすがにバックネット裏真ん前の席は埋まってましたが、それでも10列目くらいの中央の席には余裕で座れました。

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席種は「スーパーエグゼクティブシート」でシートも革張り、長時間座っててもお尻が痛くなりません。

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ここからの眺めはこんな感じ。シーズン中のプロ野球オリックスの試合だとここは「ネット裏指定席」というカテゴリーで、ファンクラブ会員でも6000円払わないと座れない席です。それでもまだ座れるだけマシな方で、甲子園球場の阪神戦だと、このエリアはすべて年間指定席で占められてるんで、各試合の個別チケットが販売すらされません。それが900円で楽しめるわけですから、それだけでも価値があるってもんです。

おすすめ理由その2:応援を見るだけでも楽しめる

京セラの日本選手権大会の場合、外野席や2階席は開放されません。前述した企業の応援団は、1・3塁の両内野席に分かれて陣取るわけですが、プロ野球の応援団が陣取る外野席、甲子園の高校野球応援団のアルプス席よりホームベースに近い。バックネット裏からだと、両サイドで繰り広げられる応援が楽しめます。そしてその応援が、なんかすごい。

楽器はおなじみの吹奏楽に加えて、ベースやらキーボードやら果てはドラムセットまで持参してるし、最前列にはチアリーダーと応援団によるパフォーマンスステージが。特にこのドラムセットの存在が大きい。

応援スタイルも独特で、プロ野球とも高校野球とも違う。大学野球のそれを発展させた感じで、各選手ごとに応援曲があるわけでなく、自チームの攻撃中はずっと演奏とステージパフォーマンスが続きます。社風によるものか、企業によっても微妙に違いがあって面白い。

で、バックネット裏にいると、右から「1塁側の応援」「野球」「3塁側応援」と、メインの野球と応援とが同列の、3種類のエンターテイメントとして同時に楽しめます。3種盛りです。てか、慣れるまで応援に気を取られすぎて野球にぜんぜん集中できなかったです。これが子供だったら、ずっと応援の方に釘付けで、後ろでやってる球技は余興ぐらいにしか感じないかも。どんな感じか、実際にご覧いただきましょう。

これは当日の第3試合「大阪ガス vs 鷺宮製作所」の大阪ガス側の応援の様子。音だけだとテーマパークのパレードのようですが、実際これが自チームの攻撃中はずっと続く。17秒あたりから「オレのターンだ」と言わんばかりに出てくるドラムに注目。このドラマーが大阪ガスの攻撃中ずっと20秒おきにこのテンションで叩いてて「あの人、9回まで体力持つのか?」と心配になりました。(途中で別の人と交代してるようでした)

前のステージのチアリーディングや応援団は、近隣の大学応援団に外注することも多いようですが、あのアグレッシブなドラマーさんは社員さんだったりするんでしょうかね。意外と社内では窓際だったり。

当初この1試合だけ観て帰る予定でしたが、次の試合が「ヤマハ vs JR西日本」で、同行の友人と「ちょっと、ヤマハの応援見てみたくね? 絶対、演奏にこだわりあるはず」 という話になり、そのまま居座って第4試合も途中まで観戦。

予想通り、ヤマハ応援団の演奏へのこだわりは相当なもの。人数では、対戦相手のJR西日本の大応援団に及ばないものの、指揮者はいるわ、各演奏者はちゃんと前に譜面台立ててるわ。そして、その演奏はいかにも正統派で音がきれい。

これは、得点が入った直後の様子で、どちらかというとテンション高めなときの演奏ですが、演奏の終わり方の美しさに注目してください。シンバルもちゃんと音が止まって静寂になる。指揮者がいないとこうはいきません。

できれば、同社ご自慢のギターをピンで立たせて、「マッドマックス怒りのデスロード」みたくなってたら最高だったんですが。

まとめ

というわけで、社会人野球大会がエンターテイメントとしてとても優れているものだということをご紹介しました。同大会はJSportsで中継もされてるようですが、上に書いた理由で、現地に行くとそれ以上に楽しめること請け合いです。

しかも昨日(11/7)は、上で紹介した「大阪ガス」と「ヤマハ」が準決勝でぶつかったんですよね。野球だけでなく、観客席で熱いドラマー対決が繰り広げられていたかと思うと、観戦できずとても残念です。

最近では野球部を持つ企業も少なくなってるでしょうし、こうした大会が今の規模で存続するのは難しいのかもしれません。ぜひ野球以外の応援をコンテンツの一環として盛り上げてほしいものです。