大阪発、電車とバスだけで快適に熊野三山参りをしてきたよ (5) 熊野那智大社-那智の大滝

やわなべです。

シリーズでお届けしている熊野三山紀行。これまでの経緯はこちら。

第5回目は新宮から那智大社へと向かいます。むだにまた古道ウォークをしてしまいましたよ。

スポンサーリンク

JR那智駅から那智大社まで歩く

さて前回、午前中に新宮界隈のスポット巡りを終えお昼を食べたんで、那智大社へ向け、JR紀勢線の鈍行で那智駅へ向かいます。

P1040403.JPG

鈍行の本数はかなり限られるんですが、車窓からはこのような美しい眺めが堪能できます。新宮から4駅くらい、20分で那智駅に到着しましたが、降りようとしドア口に立ってもドアが開きません。「…そっか、自分で開くボタンを押さないといけないんだ」と思い出してボタンを押しても開かない。あれ?

見かねた地元の方が「あの、、、先頭車両の一番前のドアしか開きませんよ」と教えてくれました。紀勢線は無人駅が多いんで、無人駅に停車する場合、路線バス同様、一番前のドアから運転士に切符を渡して降りるんですよね。

いや、そのルールは紀伊田辺までの道のりで理解してたんですけど、ちょっと待って。那智駅って無人駅なの???

P1040404.JPG

こちらが世界遺産、熊野那智大社への玄関口、JR那智駅です。駅舎は立派なのに無人駅です。ご注意ください。

てか駅前にも誰もいないし那智大社への入り口へ向かうバスが来るまで30分もある。今回の旅で一番にぎやかなところに行くはずなんだけどなぁ。

P1040405.JPG

駅前の国道を渡ったすぐのところにある補陀洛山寺(ふだらくさんじ)ってところが、速玉大社から那智大社に至る熊野古道の浜の宮王子(はまのみやおうじ)です。

P1040412.JPG

案内を見ると那智山まで6km、徒歩2時間とあります。時間もあるし、天気もいいし、、、歩くか。実はこんなこともあろうかと、事前に那智勝浦町観光協会のサイトで、那智駅〜熊野那智大社までのウォークコースの地図をプリントアウトして持ってたんですよね。

P1040414.JPG

というわけで、この旅、2度目の古道ウォークです。が、トラックが通る国道沿いの歩道を歩くばかりで、ちっとも風情がありません。乗ろうと思ってたバスにもあっさり抜かれ、選択を間違ったかと思ったんですが。。

P1040423.JPG

P1040426.JPG

次第にルートは国道を離れます。この階段左脇の脇道を進むと…

P1040429.JPG

完全に林道に入りました。

P1040433.JPG

P1040435.JPG

この日は12月にして日中20度に迫ろうかという暑い日だったんですが、林の中はひんやりとして気持ちがいい。道は整備はされてるものの、人気はまったくなく、野生動物が出てきてもおかしくない雰囲気です。アップダウンもほとんどないんで、ある意味このルート、おすすめかもしれません。

P1040440.JPG

途中にある尼将軍供養塔。尼将軍ってのは源頼朝の奥さま、北条政子さんですね。彼女は那智社への信仰が篤くて、関連寺社に多く寄進されたことから、このような供養塔が建てられたようです。

P1040483.JPG

P1040456.JPG

供養塔をすぎてちょっと歩くと林道は終わり、また集落の中の舗装路を歩いていきます。3kmほどで、次の市野々王子に(いちののおうじ)。

P1040480.JPG

さらに3km歩いて、那智川を渡り、県道をまたいだところが那智大社への入り口、大門坂(だいもんざか)です。やったー。

P1040493.JPG

…と、喜ぶのはまだ早い。ここから那智大社本殿まではまだ1kmほどあります。しかも登り階段がずっと続く難関です。朝から神倉神社に登り、ここまですでに10km以上歩いてる身には結構きつい。

ちなみに熊野古道最後の王子である多富気王子(たぶけおうじ)は、この石段を登る途中の脇にあります。よほど余裕がなかったらしく、写真を1枚も撮ってませんでしたw

P1040513.JPG

ようやく石段を登り終え、小さな広場に出ます。登りきったか?

P1040516.JPG

いやいや、そんなに甘くありません。みやげもの屋が並ぶ参道の階段をさらに上へ。

P1040531.JPG

ようやく「那智山熊野権現」と書いた鳥居までたどり着きました。が、奥になんか見えますね。

P1040533.JPG

ですよねー。

P1040542.JPG

というわけで、ようやく、こんどこそ、熊野那智大社の本殿前です。大門坂からゆうに30分は歩きました。

電車・バスを使ってではありますが、平安時代の参詣者とほぼ同じルートで、中辺路から本宮大社、速玉大社、そして那智大社と巡ってきました。その旨、熊野の神様にご報告。なにがしかのご利益があればいいのですが。。。

P1040547.JPG

振り返ったらこんな景色。よくこんなに登ったもんだ。

那智の大滝

P1040550.JPG

本殿隣りにあるのが、青岸渡寺(せいがんとじ)。西国三十三所、第一番の札所でございます。

P1040559.JPG

お寺のお堂の裏手に回ると、遠く三重塔の横に滝が見えてきました。まだ距離がありますね。

P1040571.JPG

塔を横目に、こんどは今登ったばかりの山をものすごい勢いで降りていきます。せっかく登ったのになんだかもったいない気分。

P1040587.JPG

那智の滝前の駐車場付近。ここは外国人観光客の観光バスだらけで、ようやく観光地っぽい雰囲気になりました。路線バスのバス停もここにあるんで、滝だけ見に来るならやっぱりバスが便利そうです。

中央に鳥居がありますが、ここは滝をご神体とする飛瀧神社(ひろうじんじゃ)という、また別の神社なんですよね。

P1040594.JPG

鳥居をくぐって石段を降りると、、、

P1040632.JPG

滝です。そしてすごい人。

P1040647.JPG

P1040644.JPG

200円か300円払うと、もう少し滝壺に近い、お祓い場のところまで行くことができます。今回、LumixGM1と単焦点レンズしか持ってきてないんで、ダイナミックさがお届けできないのが残念です。

というわけで次回が最終回。勝浦温泉からラスボス的な花の窟神社までをお届けします。